08/09/20
『愛すべき愚か者』
こんにちは。笑い皺が消えなくなってきました、
三井穂高です。
先日の稽古で、先輩が、
『その恋が本物であれば、
美しい言葉がスラスラでてくる』
といいました。
そう、あのバルコニーでのロミオとジュリエットの
詩的で歯の浮く台詞!!
あれは本物の恋だからこそ出てくるのだと…。
渦中の二人にとっては全く違和感がなく耳に
入ってくるから、恋の力は恐ろしいものです。
私は、それが若さ故の愚かさだとは思いません。
その方がドラマチックだし美しいから、
シェイクスピアはロミオとジュリエットの年齢を
下げたのだとは思います。
説得力がありますから。
馬鹿だなっていえますから。
でも……もし、二人が50代だったら??
有り得るでしょう〜!!!!!!
流石に、キャピレット家とモンタギュー家は
和解するかどうかは微妙なとこですが、いくつに
なっても、色恋の前では人は愚か者なんですよっ!
だって世の中には、結婚して子供もいるのに
恋人つくって出てっちゃう奥様とか、
DV夫から離れられない妻とか、
奥さんが病死した後自分も自殺しちゃうとか、
他人からしたら『?』って思う話が
わんさかあるじゃないですか。
ですから、何が言いたいかっていうと、
自分達の中にも、ロミオやジュリエットがいるっ
てことです。
誰しもがロミオであり、ジュリエットなんですよ♡
三井穂高