08/08/15

YAMANOTE ROMEO and JULIET

ロミジュリ=スイカ

スイカ…今年始めて食べました。
とあるシーン稽古で使用したものです。
悲しいかなプライベートでスイカはなかなか買う機会がありません。
にしても本当にスイカ食べるの久しぶりのような気がします。
この猛暑の中食べるスイカは最高です。

うますぎます。

スイカと言えばスイカ割り。
こども会で集まれば必ず行われる一大イベントです。
夏の代名詞です。チューブ並、いやそれ以上。
食べ物を粗末にして! なんてことは一切いわれません。
当然そのあときちんと食べますけれど。
不思議。

世間も味方なすいか割り。
古来、すいか割は居合術の修行で行われていたとか。
てことは、山本さんみたいな人がぱっかぱっかすいか割っていたわけか。

あのみずみずしさ、赤と緑と黒のコントラスト、奇妙な色彩なのに人気者。
男女かまわず棒でぼっこぼっこのたこなぐりにされる。でもみんな楽しそう、
そしてぱっかり割れたときの爽快感。
禍々しい緑の中から、真っ赤な果肉とつぶつぶの種。
自分たちでぐちゃぐちゃにしておきながら食べちゃう。
罪悪感は後回し。
で…う、うまい。やばいぐらいに。

ロミジュリもそんな作品かもなと。
バルコニーでスイカ割り、
ロミオがジュリエットに目隠ししてぐるぐる回して、
いちゃいちゃいちゃ、
目隠しロミオがティボルトの頭をスイカよろしくまっぷたつ!
二人でスイカの早食いして最初で最後の夜、
とかさ。

ロミジュリ=スイカ

ありじゃないすか。なーんか。
フライヤーもまん丸だし…。
いっそ開場時に観客とスイカ割りってのは…。
だめですよね。

などと勝手に妄想しながら稽古は続いております。
お察しの通り、暑過ぎて脳みそがオーバーヒートしています。

ちなみにスイカの種、いちいち出す派とかまわず食べる派に分かれますが、
僕は、はじめは出すけど途中で面倒になって飲み込む派です。

岩淵 吉能

08/08/11

YAMANOTE ROMEO and JULIET

ロミジュリの魅力

毎日暑すぎて悪夢をよくみます。
越谷真美です。

「ロミオとジュリエット」と聞いて忘れられないのは、
バレリーナのアレッサンドラ・フェリです。
彼女の踊るジュリエットをみて
舞台に憧れるようになったくらい。

凄いんですよ、
ただ座っているだけで絶望やら悲しみやら、
全てが伝わってくるんです。
バレエなのに、ですよ。
目線や指先の動き、
背中の反り具合まで身体全てが表現になってるんですね。

だから私にとってジュリエットといえば、フェリ。
ロミジュリといえば、フェリでした。

無駄に気合いが入ります。
フェリー!!(無駄に叫び)

情熱溢れる身体をみられることが
私はロミジュリの魅力だと思います。

さてさて山の手事情社、一筋縄にはいきません。
あの手この手で情熱を調理中です。
演劇なのに‥!
な驚き満載の作品になるといいな。

アレッサンドラ・真美

08/08/08

YAMANOTE ROMEO and JULIET

女講師

暑さ真っ盛りな今日この頃、皆様如何お過ごしでしょう。
気温の上昇と共に稽古場の空気も日に日に熱をおびております。

私の「ロミジュリ」との出会いは、
美大生の時の夏の集中講義。
演劇論の授業でした。

授業内容はさておき、
印象深かったのは講師の女の先生。
教養系の講師にしては珍しくハイテンションな語り口、芸能人に例えるなら、
逆切れしている青木さやかの様な勢い。
とにかくウルサイ、とにかく暑苦しい。

当時演劇に対して無知だった私は、
この人昔演劇やってたんだろうなぁ〜、
演劇やると皆ああなっちゃうのかァ〜と、
間違った演劇感を持ったのを覚えています。

でも今にして思えばあの授業が先生にとっての本番、授業に向けて先生が思考錯誤をしていたかと思うと、
今の稽古場の状況と重なる様な気もして
何だか懐かしい。

あぁ〜先生今どうしているのだろう、
是非とも山の手事情社のロミジュリ観て頂きたいなぁ〜


浦浜 亜由子