稽古場日誌

ワークショップ 川村 岳 2017/03/08

学生のための演劇ウィンタースクール リポート

俳優部の川村です。
2月20日〜2月22日の3日間、「学生のための演劇ウィンタースクール」を開催しました。

「演劇に興味はある、でも何から始めたら良いのかわからない」
「学校やサークル以外のメンバーと絡んでみたい」
「より専門的な技術を学びたい」
といった学生の声に応えてはじめたこのワークショップも今回で3回目を迎えました。

参加者の中には…
⚫︎ 遠方から泊まり込みで来た高校生。大学生とは言え大人に混じって堂々と振る舞うその姿、気合いが入っています!
⚫︎ 学校の演劇サークルでは主に演出を担当する大学生。久々の俳優としての試練に緊張している様子!
⚫︎ 大学ではCPUの研究にいそしむ理系男子。研究室でパソコン作業をしていたら突然「演劇やってみたい!」と参加。ダメ出しの吸収が速い!
⚫︎ 大学でグラフィックデザインを勉強している美術系女子。身体を使って何を描くのか? とにかく元気が良い!
などをはじめバラエティに富んだメンバーが集まりました。

ワークショップへ参加するにあたり、演劇の経験があるかないかは関係ありません。上記のようにバックグラウンドは様々です。
ワークショップを経験して演劇活動に活かすも良し、各自のフィールドに持って帰るも良しなのです。

そんな今回のワークショップ、 俳優として必要なスキルを意識するところから始まります。
自分の身体や声は果たして自分のモノになっているのか?
自分で感情を豊かにコントロール出来るのか?
また想像する力やアイデアはどれ位あるのか?

俳優は妄想力が命綱、青春の悶々とした思いをエネルギーにして演じてみろ、なんて言葉も飛び交いました。

寸劇も数回つくりました。
参加者が普段生活している現実世界をベースに、人間関係が少し危うくなる瞬間・普段抑えている感情を吐露する瞬間・見慣れた顔が見たことない表情になる瞬間を出演者で話し合い創作しました。
上手くいかなかった時はその原因を探り修整して再度演じてみる。すると前と比べて少しづつ空間に深みが出てくる。妄想と作品が段々合致してくるのが面白い。

稽古を重ねていくと、本人も予想しなかった言動を選択していることがあります。
そういう時、演じ手の本質があらわれることがよくあります。
演劇ワークショップは身体を使ってナンボ。ヒーヒー追い詰められてからが勝負どころなのです。じっくり丁寧に、時には大胆に。

3日間を終えて
「演劇って思っていたより簡単で難しい」
「自分の日常生活での課題が明確になった」
「次の本番に生かしたい」
などの感想をいただきました。

学生向けのワークショップは毎年夏と冬に実施しています。
ご興味のある方、是非ご参加ください!

川村 岳

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