稽古場日誌
燦燦と淡淡と
今年もこの日がやって来ました。 研修生の一年間は厳しい期間なのです。山の手メソッドは究極の自己認識の場であるからです。どのような立場でもです。その行為は時にはとても過酷であります。それを体験してきたやつらの芝居なのです...
研修生二年目の小貫泰明です。全体を引っ張っていかなくてはと思っているのですがなかなかうまくできません。それならばテンションだけでも、声の大きさだけでも驚かせよう、汗だけでもかきまくろう。笑いだけでもしっかりとろう。ア...
こんにちは、研修生の菅原有紗です。 私が山の手事情社の研修生になろうと思ったきっかけは、私の尊敬する方から「頭でっかちになっちゃ駄目だよ」と言われたことでした。芝居は考えることも大事ですが、その場になったら心と身体で...
研修生の安田晃平です本番まで残りわずかとなり、毎日ソワソワしております。 最近は稽古場と家を行き来する毎日です。演出の斉木さんからは、「もっと自由にやっていいよ」と言われ、なんだ自由でいいのか、よし好きに考えよう。と思...
私は好きな言葉がいくつかありますがその中の2つほどをご紹介したいと思います。 ○ 臥薪嘗胆 (四字熟語)紀元前6世紀頃、中国春秋時代に呉王夫差という人が越の国へ復讐を果たすため、薪のベットに寝、熊の肝を舐め(とても苦いそうです...
ここ最近。肌の調子が良くない。稽古場から帰ってお風呂に入って、寝るというよりほぼ気絶状態で、目覚ましの音にはっと気がつき、あれ・・・さっきまで外真っ暗だったのに明るくない?そんな毎日。そのくせちょっと何かあると目がギ...
9人の研修生。実はそんなに接してはいない。彼らがどんなエネルギーを持っていてどんな演技をするのかを知らない。 男5人。1人目・・私より年上の彼は、自分からおはようございますと言わない。2人目・・女子より可愛い顔をしている...
おはようございます。早くも三度目の稽古場日誌です。研修生の渡辺可奈子です。 稽古も大詰めとなってきましたが、私は毎稽古で「テンションの低さ」と言うものと戦っています。テンションって、そもそも何なんだ。辞書で調べてみると...
集団創作なんだなあ、と思う。 修了公演「燦燦と淡淡と」は研修生同士だけではなく、わたし達とボスの斉木和洋氏との集団創作によって生まれる作品だ。 先日、ボスがあるシーンを作りたいと言い出した。それは研修生が発表した《ルパ...
行き帰りの電車、家に帰り布団に入っても考える。悩む。 どういう感情で台詞を言えばいいんだ、全シーンを通して自分の感情はどう変化していくんだ、「燦燦と淡淡と」の自分って・・・考えて、考えて、考えて・・・答えが出てこない。...