稽古場日誌
あたしのおうち
あたしのおうち 2019/03/10
3月7日の特別ゲスト・三村 聡さんと終演後に。 劇団山の手事情社 2018年度研修プログラム修了公演『あたしのおうち』たくさんのお客様にご来場いただき、好評裏に幕を閉じました。ありがとうございました。 次回は2019年6月、ザ・ス...
劇団山の手事情社の修了公演は、構成演劇と呼ばれる形式だ。1年間の稽古の中で、自分たちの経験や考えたネタを元に作ってきた様々なシーンを組み合わせてひとつの作品にする。『あたしのおうち』には、山の手事情社独自のフリーエチュ...
『あたしのおうち』は、家族のお話です。東京での暮らしはなんだかとても忙しくて、気づいたら家族のことは二の次になっている自分がいます。稽古を進めていると、幼少期の記憶が突如現れてきて、そんな私を複雑な気持ちにさせます。 ...
本番まで5日を切り、今は絶賛追い込みをかけながら、毎日稽古の日々、ふとした時に「高見、さっきと同じ事やってる」と指摘を受ける事がある。 ここで言う“同じ事”というのは、芝居の再現性の事や芝居の段取りを間違えたという事では...
役を演じるために、いらない自我を捨てるにはどうしたらいいのかわからない。気持ちとちぐはぐになっている30代最後の身体に気付いて焦る。何が面白いのかを見失う。ダメ出しの数と重さに落胆する。 本番まであと少し。苦しい。 そう...
私の座右の銘として『一期一会』を掲げている。何故なら、“人の心”も“今という瞬間”も二度と同じものなどないからだ。 稽古で、昨日できたことが今日できない事もよくある。それは、ちょっとした台詞の言い方、間のあけ方、自分と相手...
山の手事情社の研修生になったのは1996年、21歳の時でした。それまでは銀座のビアハウス、BARでバーテンダーのアルバイトをしながらフラフラ生きていました。当時の私は、サラリーマンになりたくない、やりたいことがない、だが素敵な...
部活とバイトに明け暮れた学生時代だった。就職をし、順調な会社員生活を過ごしていた。ただ、お休みが水曜日で友達と休みが合わず、会社の同期と遊ぶばかり。ところが私たちの近場の遊び場「町田」は、デパートもお店も水曜日休みが...
お恥ずかしい話ですが、私が演劇を始めたのは「共感」して欲しかった、ただそれだけだったのかも知れません。色々なところでネタにしているのでもういいかと思うのですが、我が家はDVの家庭でした。辛くて、幼心に。TVの「欽ドコ(欽...
大学時代、演劇を専攻していた仲間とユニットを組んだ。それが演劇に踏み込んだ瞬間だった。大阪で「ともにょ企画」という団体を組み、それなりに活動を行っていた。 ある時、仲間の一人がワークショップに参加し、そこから戻ってきて...