稽古場日誌
こんにちは。
この度、二年の研修期間を経て劇団員となりました、渡辺可奈子です。よろしくお願い致します。
私は今「根拠の無い自信」で溢れかえっております。
念願叶って山の手事情社の劇団員になり、
念願叶ってプロの俳優と言う職業に就き、
念願叶って《四畳半》と言う身体表現が出来て、今の私はとてもハッピーな状態です。
思い返せば二年前の今頃、やる気に満ち満ちていた20歳の私も、「根拠の無い自信」だけを抱えて山の手事情社の門を叩きました。
「根拠の無い自信」は根拠がない故、何故そう思うのか、今のはどうしてそうなったの? と聞かれると全く答えが出ない。
しかし、私の第六感は、常に自信を察知しており、私は褒められて伸びるんだ。ダメ出しをされないのはわたしが出来ているからだ。
と、過信していました。
とにかく頭の中はたくさんの「やりたい事」で散らかっていて、優先順位が分からなければ、我儘放題な一方で、完全に整理整頓が出来なくなっていました。
その癖、少し頭を使おうとするとフリーズする。
今思えば、とてもおバカです。
さて、これ踏まえて今の私はどうでしょう。
とっても思わしくないですね。
それにしても、最近部屋がよく散らかる。
どこかの話によると、思考と部屋は繋がっているらしい。
となると、私の思考は定期的に、わりとすぐに散らかるのです。整頓しても気が付けば散らかっていて、あの時の書類どこいったけ? と焦るのは日常茶飯事。出したら出しっぱなし、点けたら点けっぱなし、開けたら開けっぱなし、使ったら元の場所に戻せばいいだけなのに…。
ああ、整理整頓しなくては…。
これはきっと生涯の目標と言っても過言ではない。
根拠の無い自信が湧き出る理由は、きっと散らかりすぎて根拠が見えていないからだと思うのです。
とにかく意気込みというか、心構えというか。
この「っぱなし」にしがちなダメ具合を打破すべく、「整理整頓」というキーワードと共に、精進して行かなくては!! と大変焦っております。
冷静に情熱的に淡々と頑張りますので、どうか見守っていただければ幸いです。
どうかどうかよろしくお願い致します!
渡辺可奈子