稽古場日誌
今年度、劇団 山の手事情社は創立40周年を迎えることができました。
1984年に早稲田大学の演劇サークルとして立ち上げた当初は、まさかこれほど長く続けられるとは思ってもみませんでした。
この40年間、順風満帆というわけではなく、解散の危機は幾度もありました。
しかし、当時をふりかえると、いつも誰かに助けていただいた気がします。
それは、わたしたちの活動に理解と支援の手をさしのべてくださった方々、そして、あたたかくもきびしい目で見守ってくださった観客の皆様です。
あらためて、心より感謝申し上げます。
これまでわたしたちは、洋の東西を問わず《古典》を中心に上演してきました。
「難しい」といわれる作品も、”身近なこと”としてお楽しみいただける舞台となるよう力を注いでいます。
さらなる進化のため、劇団員一丸となって取り組んでまいりますので、今後とも、劇団 山の手事情社にご期待ください。
42年目もよろしくお願いいたします。
劇団 山の手事情社 劇団員一同
『DECAMERON(再演)』1987年@新宿シアタートップス/初の劇場公演
『ゆるやかなトンビリラロの身だしなみ』1989年@本多劇場/《集団創作》のはじまり
『コーラっぽいの』1994年@SPACE ZERO/《ハイパー・コラージュ》の登場
『即興としての演劇』1996年@フジタヴァンテ/最近の『methods』つながる「カタログ」シリーズの始まり
『FairyTale』1997年@彩の国埼玉芸術劇場 小ホール/《四畳半》の原型
『印象 タイタス・アンドロニカス』1999年@利賀新山房&SPACE ZERO/《四畳半》の登場
『jamゴールドブレンド』2004年@青山円形劇場/創立20周年記念公演、清水宏氏と柳家花緑氏をゲストに迎える
『道成寺』2004年@韓国(水原華城国際演劇祭)/初の海外公演
『タイタス・アンドロニカス』2009年@ルーマニア(シビウ、ルムニク・ブルチャ、ブカレスト)/シビウ国際演劇祭初参加
『かもめ』2023年@ルーマニア(シビウ、ティミショアラ)/最新の海外公演
『オセロー』2025年@シアター風姿花伝/創立40周年記念公演
『マクベス』2025年@シアター風姿花伝/創立40周年記念公演
これからの活動にもお力添えいただけますと幸いです。
2025年度の年間サポート(賛助会員)もよろしくお願いいたします。