稽古場日誌
夏の夜の夢
今年、山の手事情社は40周年を迎える。それに合わせて様々なイベントが開催されるが、その中でも、劇団の過去作品の映像をアトリエで上映する『アーカイブ上映会』は入団して10年にも満たない私にとって、大変興味深い内容だ。まだ劇...
家のエアコンの調子が悪い。外気が35度にもなる暑い季節だが死活問題になるレベルでエアコンの効きが悪く、寝苦しい夜が続いている。 自宅でも死活問題だが、これが稽古場の話になるとさらに重大になる。私が研修生の頃でまだ世田谷区...
私は、よく嫉妬される。幼い頃からそうだ。嫉妬されていることがうすうすわかるって、辛い。気がついたら、なんか相手がプンプンしているのだ。私は何もしていないのに、友情にヒビが入る。 小学生のとき、こんなことがあった。わたし...
初恋は叶わないと言いますが、どうやらそれは本当の様でして、ご多分に漏れず、僕の初恋も叶うことはありませんでした。 こんにちは、2024年度から劇団員となりました藍葉悠気です。今回は夏が来る度に思い出す、本当にあった「ライト...
それは昔、私が高校生の頃のお話。高校1年生の春、私の通う女子校に若い男性の非常勤講師のK先生がやってきた。K先生は世界史の先生で、オーダーメイドのピッチピッチのスーツを着て、アホ毛が妖怪アンテナのようにピンと1本立っ...
山の手事情社は創立40周年を迎え、41年目を走り始めました。挑戦の積み重ねが劇団力のアップにつながっているように思います。 挑戦①私が関わった周年公演は、2004年の20周年記念公演『Yamanote7481』が初めてです。この公演は事前に...
今取り組んでいる作品『夏の夜の夢』では、恋愛絡みの凄まじい妬みが渦巻いている。そこにちなんで、僕にとって嫉妬とは何かを考えてみた。 僕は色んな事に嫉妬をする。仕事で同僚が人に褒められている、友達の給料が上がった、知り合...
若手公演『夏の夜の夢』、スタッフ参加の演出部二人を紹介します! まずは河合達也さん。今回の若手公演では舞台監督を務めます。発表会などで照明を担当したり、自ら団体を立ち上げて演出作品を発表したりと、スタッフ周り、裏方のエ...
今回の『夏の夜の夢』をお知らせするにあたって、相関図などを載せた鑑賞の手引きを作りました。その中の「シェイクスピアって何がすごい!?」という記事を執筆するにあたり下調べをしました。その際、とても興味深い本に出会ったので...
舞台をおりるとシャイなタイプが多い男優陣のなかで、藍葉悠気は誰とでも話ができるし、とても社交的。大柄だけど物腰がやわらかくプーさんみたいな顔してうんうんと頷きながらひとの話を聞いている。どんなに場が煮詰まっても声を荒...