稽古場日誌

研修生研修生(体験談) 2014/03/31

年間ワークショップ参加者の体験談/松崎亜弥

一日体験ワークショップを受けた時は、研修生になるとは思っていませんでした。
当時の体験ワークショップ担当だった浦さんには「大変だから勧めない」と言われていたし、実際かなり大変だろうことは山の手事情社の公演を見て感じていました。
ただ、もし今の自分を変えたいのなら、変わるための何かはこの場所にあるのではないかとも思いました 。

はたして私などが劇団の研修生になることができるのでしょうか?
そもそも一体どのような人たちが研修生になれるというのでしょう。
大学や専門学校でお芝居を勉強してきた演劇エリート。
身体能力の高いスポーツマン。
柔軟な頭と体を持った若者たち。
そんな中で、ゆるゆると小劇場の舞台に立たせてもらったことがあるだけの私が、研修生として頑張っていけるのだろうかと不安に思いました。

面接の時、「置いていかれないよう、頑張ってついてきてね」と言われました。
それだけで既に他の人とスタートラインが違う気がして、とても怖かったのを覚えています。

しかしどうでしょう。
プログラムを終えた今、かつての自分に言えることは、あなたの勘は間違っていない! 飛び込んでみて大正解!!
ということです。

必要なのは年齢や演劇経験、技術や能力ではなく、とりあえずやってみるという気持ちです。
課された課題に一生懸命に取り組む情熱です。

とはいえ大変な思いをしたのも事実です。
週3日だけの稽古とはいえ、実際は残りの4日も稽古のことで頭はいっぱいでした。
駅からの帰り道では滑舌を練習し、家では課題発表のことを考える。
時には早めに稽古場に行き、皆で話し合いや練習をする。
目まぐるしい大変な日々でした。

もう一度あの必死な一年を送ることは正直私にはできません。
しかし研修生としての一年は、多くを学び、多くを経験したかけがえのない大切な一年であったことは事実です。

2013年度研修生 松崎亜弥

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