稽古場日誌
先日、斉木さんにお願いして研修生の稽古を見学させていただきました。
この日は、研修生が台本を使わずに自分達の力だけで立ち上げたシーンを演出の斉木さんが１つ１つ具体的に追っていく稽古でした。
最初に斉木さんが芝居のコンセプトを話されていたのですが、それに研修生達が良く反応してよく喋ります。
思った事を素直に口にするし、話を遮って色々と質問をするし、今年の研修生は何だかお喋りだな～と思って見ていました。
斉木さんのもとで本当に自由きままにのびのびとやっているという印象を受けました。
まるで親鳥から餌を求めてピーピーと鳴くひな鳥みたいだなぁと思って、心の底で１人で笑っていました。
具体的な稽古に入っていくと顔付きが少し変わってとても楽しそうにやっていました。
でも僕は見ていて、
まだまだ！ もっとやれ！ 楽しいならもっと具体的に楽しさを出してこい！ まだまだ彼らは暴れられるんじゃないのか！？
そんな風に思いました。
本番まであと少しです。
１回１回の稽古を大切に、他人なんかと自分を比べずに、言い訳しないで自分のやりたい事を全部やって、もっともっとピーピーとやかましく斉木さんを困らせてあげて下さい。
そして本番では、もちろん失敗なんか恐れずに巣から飛び立った立派な姿を見せて下さい。
僕はそれが楽しみです。
髙坂祥平
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2015年度研修プログラム修了公演「燦燦と淡淡と」
日程＝2016年3月10日（木）〜13日（日）
会場＝シアターノルン
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