稽古場日誌

ワークショップ外部活動 髙坂 祥平 2017/09/13

大田区立大森第二中学校ワークショップ リポート

こんにちは、俳優部の髙坂祥平です。
今年も行ってきました!
7月上旬、3回に渡って大田区立大森第二中学校の映画鑑賞部の生徒さんと演劇ワークショップをやってきました。去年もお邪魔させていただき、私のことを覚えてくれている生徒さんもいて嬉しかったです。

今年は《歩行》や《発声》といった、少し本格的な基礎稽古にもチャレンジしてもらいました。 《歩行》は、《山の手メソッド》の1つで一定のリズムに合わせて歩く、というものです。 歩くという動作は普段からしているはずなのに、速度を変えて全身がスムーズに動くことは意外と難しいのです。足に集中すると手が疎かになったり、またその逆だったり。聴こえてくる音にも集中しなくてはいけません。同時に色々なことに集中することが難しいのです。ですが、徐々に集中力を分散できるようになっていきました。飲み込みがはやくてびっくりです! 《発声》でも、最初は意識して声を出すのを恥ずかしがっていましたが、徐々に大きな声が出るようになっていきました。

基礎稽古ののち、創作が始まりました。
今年はまず、みんなであるテーマについて話す、というところから始まりました。テーマは、「実は私…〇〇が好き」です。実は、あの歌手が好きとか、鉱物が好きとか、あのユーチューバーが好き、ディズニーが好き等々…。同じ部活のメンバーでも、お互いに知らないところが見え、へえ~そうなんだと、うなづいたり笑いあったりしながら聞いていました。

次の作業は、チームに分かれて、それぞれ話してもらったことを、《漫才》にしてもらいました。話し手とツッコミに分かれて、簡単な台本を作成してもらい、発表です。話の内容は一度聞いたことですが、ツッコミの言葉によって違う話のように変形していきます。その変形がチームによっても異なり、みんなで大笑いです。

さらにできた《漫才》を、「廊下で話している」という設定にしてもらいました。動きをつけたり、人間関係ができたり、時間などが見えてきます。ここまでくるとザ・演劇です。簡単な1シーンができあがりました。普段はしないツッコミなどを入れながら、じゃれあったり、逃げ回ったり。練習ではちょっとダレる生徒さんもいましたが、いざ発表となると自分の役割を狙って演じたり、こだわりの主張をしっかりしたり。顧問の先生にも急遽出演いただき、中学生らしい魅力的なシーンができたのではないかと思います。

大森第二中学校の映画鑑賞部の皆さん、短い時間でしたが楽しい時間をどうもありがとうございました。

髙坂祥平

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