稽古場日誌

その他 草野 明華 2021/06/23

これから

初めまして。草野明華(くさの さやか)です。

私が演劇に出会ったのは小学校4年生のとき、演劇クラブに所属したことがきっかけでした。中学の3年間は放送部、高校は演劇部、現在は大学の演劇サークルに所属しています。
小学生の頃から「役者になる!」と周囲に言い回っていました。野球部の人は野球選手に、サッカー部の人はサッカー選手になりたいんだろうと信じていた私にとって、その将来設計は筋の通っているものでした。

ずっと言い続けて、気が付けば二十歳を超えていました。

大学2年生の間はコロナで演劇が出来ず、かといって自分に出来ることをしっかりやれたかと聞かれればそうではなく。3年生になると、話題の中に就活が混じってきました。
私は何者にもなっていなくて、この先どうすればいいんだろうと思いました。
この先も演劇を続けていくために変わらなきゃ! と思い、山の手事情社に入りました。

私は今まで「一生懸命に取り組む」とか「死ぬ気でやる」とかそういう経験をしたことがありません。いつも最後の最後で、少しだけ、気付かれない程度に手を抜いて、言い訳の余地を残してきました。大学受験も演劇もずっとそうでした。本気になって上手くいかないことが怖かったのだと思います。
でも、もうそういう生き方とか向き合い方はやめたいです。今こそ演劇と、自分と、しっかり向き合って魅力的な役者になるための1歩を踏み出せたら、と思います。

大学の演劇サークルの都合もあり、本格的に稽古に参加出来るのは7月からなので、早速遅れをとってしまうことが怖いです。他にもいろいろ怖いです。でも、逃げずに立ち向かって楽しんでいこうと思います。
よろしくお願いします。

草野明華

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