稽古場日誌

ワークショップ 三井 穂高 2014/09/02

社会人ワークショップ第7弾リポート4

今日の目玉メニューは何といっても《ものまね》です!
みなさん、朝からソワソワしていましたが、その前に《ルパム》のおさらいや、即興エチュードを行いました。
面白かったのは《まんざい》のエチュードです。
テーマは「人生最大の汚点」。
いつもと趣向を変え、短いスパンでとにかく話を回していきます。
電車を止めた人、家が火事になった人、ポイントで彼女をゲットできるという怪しいサービスにお金をつぎ込んでしまった人など、次々とビックな話が飛び出しました。

軽い休憩の後は、いよいよ《ものまね》発表です。
グっと集中する皆さんの演技。いい空気が流れています。基本的には自分の身近にいる面白い人を真似るのですが、チョイスされた人物やシチュエーションに意外性がありました。演者が真似る人をどんな視点で捉えているかまで伝わると、非常に面白くなります。
かなり入念な準備をされている方もいて、見応えのある作品が続出でした。いくつかは最後の発表会で披露されると思いますので 、 お楽しみに!

最後は《ショート・ストーリーズ》です。《ものまね》が終わった開放感もあるのでしょう、どの方も反応がビビッドになっています。これは演じるうえでとても大事なことです。ほとんど即興で演じたチームもありましたが、どのチームも人間関係をきちんと築こうとしているので説得力があります。話し合いやそれまでの稽古では出てこなかった感情のやりとりが行われていました。感情のやりとりは、実は日常生活で何気なくしていることですが、これを改めてやることは、とても難しいことなんです。

今回のワークショップ(前半)も、残り3回となりました。
どの方も期間中に何かしら新しい自分の一面を発見しようとしている様子がうかがえました。次回は再来週です。発表会にむけて、まだまだ新しいネタを探していく予定です。

三井穂高

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