友達と映画の話になると僕は必ず、ハッピーエンドじゃない救われない映画が好き、と言うのですが、これを言うと大抵批判されます。
別にハッピーエンドが嫌いなわけではないが、どこかでそんなにうまくいくかねぇと思ってしまう。バッドエンドのほうが人間なんてそんなもんだよねぇ、と妙に信じられるのです。
多分、性格がひねくれているんです。なんか、人の不幸が好きなのです。
男友達が彼女への不満や愚痴をもらすと、ついニヤニヤして聞いてしまったりする。
僕は最低な人間かもしれません。
ですが、こういった救われない映画や人の不幸話が俳優の僕にとって肥やしになっていると思うのです。
もちろん自分の不幸もですが・・・。
なのでこれからの年末年始、飲んだりする機会が増えると思いますが、僕に愚痴ったりする場合は気をつけて下さい、ネタにされてしまうかもしれません!
谷 洋介