稽古場日誌

テンペスト 谷 洋介 2014/12/28

ドカベン=テンペスト

この間、知り合い何人かと「ドカベン」トークをア○トーク張りにして、盛り上がりました。
僕は子供のころ、「ドカベン」を「ドカベソ」と言っていたくらい、中身のことはほとんど知らず、登場人物の名前を何人か知っている程度でした。そして正統派なガチの野球マンガだと思っていました。

ところが話を聞いていると、ホームランボールをキャッチしちゃう奴がいたり、ハエが止まるほどのスローボール投げちゃう奴がいたりと、ツッコミどころ満載のかなり無茶な野球マンガであることがわかり、今からでも読んでみたくなりました。

前置きはさておき、僕のシェイクスピアの作品に対するイメージも、劇団に入る前は「ドカベン」と同じように真面目で、さらに難しい話だと思っていました。
僕だけじゃなく、結構そういう人は多いんじゃないかと思っています。

ところがどっこい、シェイクスピアも「ドカベン」に負けず劣らずツッコミどころ満載の話なんです。

そして今回の「テンペスト」なんか特に。
主人公プロスペローがチンケな魔法使いだったり、そのプロスペローが妖精を使って“嵐”を起こしたり、魔女の子供の珍獣が出てきたり。

シェイクスピアだからって構えて観ることはない、「ドカベン」観るつもりで「テンペスト」観ればいいんです! 面白いこと間違いなし!
劇場でお待ちしてます!!

*個人の感想です

谷洋介

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