稽古場日誌

ワークショップ 三井 穂高 2015/07/08

大人のための演劇ワークショップ リポート1

「大人のための演劇ワークショップ」、いよいよ始まりました。

前回までは「いそがしい社会人のための演劇ワークショップ」、いう名称でしたが、より多くの方に参加していただこう、今回からタイトルを変えての開催です。
お陰様で大変多くのお申し込みをいただき、キャンセル待ちになるほどでした。
総勢25名でのスタートです。

今まで演劇に関わったことがない方も多くいらっしゃり、はじめは、一体なにをするのやら、といった様子で、少々不安げな顔つきの方もいらっしゃいます。

皆さんの心をほぐすには、一緒に身体を動かすことが一番!
それもただ動かすのではやく、「感情や感覚を共有していきながら」行ないます。

その内の一つに、あるゲームの罰ゲームをスローモーションで表現するというのがありました。
チームに分かれ、罰ゲームのアイデアを出してもらいます。
面白かったのは「皆が猿になって威嚇し、負けた人が恐怖の余り鶏になる」というものでした。
文字にすると非常にくだらないのですが、これを全員でスローモーションで真剣に行うと、なかなかの迫力が出るのです。
まるで『2001年宇宙の旅』の映画が始まりそうです。

山の手事情社の場合、台本を使って演技の練習をするワークショップではありません。
他にも《ルパム》という創作ダンスをつくったり、「腹の立った話」というテーマで《漫才》をしたり、めいいっぱい心と身体を動かしてもらいました。
おそらくクタクタになったのではないでしょうか。
このように心と身体を同時に使いながら、このメンバーでしか生まれない舞台を作っていこうと思います。

三井穂高

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