稽古場日誌
今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている！ 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい！
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今日はアトリエの２階で「１日体験ワークショップ」も開かれていた。山の手事情社の俳優達がどんな稽古をしているのか体験してもらう一般向けの内容だ。その参加者の数名がワークショップの終了後にそのまま稽古を見学に来て下さった。稽古終わりに、見学しての感想を頂いた。その中で、「演出よりも俳優達が主体で稽古をしてゆく姿が新鮮だった」という感想があった。それが山の手事情社の創作の特徴の一つではある。が、言われてみると改めてそう感じる。
演劇の稽古というと、うまく出来ない俳優に演出が灰皿を投げるようなイメージが強い（もう古いか？ ）。しかし、ここでは俳優達のアイデアが稽古を稽古たらしめている。「試しにこう動いてみよう」「試しにこんな読み方をしてみよう」「試しに、試しに、試しに、」そんな俳優達の「試しに」が稽古場に溢れかえっている。山の手事情社は特に多い。
試しに試し……。さらに幾つもの試しを重ねてやっと一つのシーンが出来上がってくる。数え切れない「試しに」を土台とした『うリアしまたろ王』は、どうなるのか？！
「試しに」見学に来てみてはいかがでしょうか？
高島領也
劇団山の手事情社公演『うリアしまたろ王』
日程＝2018年10月18日(木)～21日(日)
会場＝東京芸術劇場 シアターウエスト
詳細は こちら をご覧ください。
