稽古場日誌
初めまして!
今年度山の手事情社研修生の関口優美(せきぐち ゆうみ)です。よろしくお願いします。
現在大学生で、学校に行きつつ、アルバイトをしつつ、稽古をしつつと、濃厚な半年間でした。1週間前やった稽古は、3週間ぐらい前にやったような感覚です。
私が演劇をしているのには、理由があります。
いくつかありますが、自分を見つめ続けるために、自分を知るために、というのが1番大きいです。
高校時代の演劇部。そこは自分自身としっかり向き合うこと、相手としっかり向き合うことを大切にしている場所でした。
私は勉強も運動も苦手で、容姿にも自信が無くて、当時の自分の短い物差しで自分と他人を測って、そして自己嫌悪になって・・・。
劣等感のカタマリみたいになっていました。
だから舞台に出ていても、見ないでーっ! って自分自身を隠しながら芝居していて・・・。
そのうちに、自分自身と向き合って気持ちにウソつかないこと、怖がらず相手と向き合うことが、お芝居作る上でも、私生活でも、とても大切なのだと痛いくらいに気づかされました。
演劇していると、本当にたくさんの自分に出会えます。
たとえば、《ものまね》を考えているとき、「あー私はこんなふうに他人を捉えているのだなぁ」と冷静な自分。
《まんざい》の稽古で、どうしたんだと思うくらい、めちゃめちゃ熱く語れる自分。
《歩行》で、思う通りに身体が動かせない自分。
セリフを読んで、「やっぱり私は演劇が好きなんだなあ」と実感した自分・・・。
この半年だけでもたくさんあります。
先輩方のように包み隠さずいろんな自分を表現してる、そんな風になりたいから、私は山の手事情社で研修しているのだと思います。
長々失礼しました・・・。ちなみに、こんなに書いてますが、大学の課題レポートは全く進みませんっ!! なぜっ!!! (笑)
半分を切った研修、自分を見つつ、周りを見つつ、ダイブしていきたいです。
関口優美