稽古場日誌
山の手事情社研修生の飯塚志織です。
去年の春から研修生生活が始まり、そして2016年。
極寒のなか汗を流して稽古をしています。
研修生として年を越したわけですが、除夜の鐘が鳴っている最中考えていたのは刻々と迫る修了公演のことでした。
一年が終わるカウントダウンは私にとって公演までの日数を数えるものでしかなく、新年を迎えたからといって《ものまね》(身近にいる人物をデフォルメして面白く演じる)のネタが天から降って来るわけでもない。
自分から動くしかない、任せてばかりではどうにもならない。
それが研修生になって実感としてわかったことです。
そんなことを思っていても結局初詣では全力でお祈りをする私がいる矛盾。
だって神頼みでもなんでもやれることはしておかないと、不安で不安で仕方ないんだもの!
こんな演劇漬けな日々は楽じゃないけど、ちょっと落ち着いたときに考えてみると
「あ、楽しい」
とか思えるようになったのは、成長したのか・・・
稽古で気を付けていることは、年齢と性別を言い訳にしないことです。
良くも悪くも最年少で人生経験なんてたかが知れているし、その分思考回路も幼いのかもしれない。
・・・絶対認めたくないけど。
だったら私は、私なりのエキスというか毒みたいな何かを、見せつけるように出し続けてやるだけなのです。そりゃあもう自己中心的に。
絞り出せ、私!!
飯塚志織
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2015年度研修プログラム修了公演「燦燦と淡淡と」
日程=2016年3月10日(木)〜13日(日)
会場=シアターノルン
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