稽古場日誌

ワークショップ 中川 佐織 2016/02/09

シニア女性のための俳優講座 リポート2

早くも、2回目、3回目の俳優講座が終わりました。
残りは、あと3回。
3回目の今回は、皆でイチゴを片手に和気あいあいとお祝いです!
講師の倉品の誕生日が翌日にひかえており、覚 えていた参加者の方がわざわざイチゴを持ってきてくださったからです。
さすが、気遣いのある大人の女性達が集まる現場です。甘くて美味しかったです。

さて、創作時間では徐々にシーンの断片やネタが出始めてきています。
1日4時間という、長いようで実は短い創作時間の中、様々なシーンに挑戦していただいています。

ワークショップなどではお馴染みの《漫才》(様々なテーマを元に、日常の出来事を感情豊かに語るメニュー)では、「腹の立った話」をしてもらったり、《ショート・ストーリーズ》(日常の出来事を元にした寸劇)では、「待ち合わせ」をテーマに短い寸劇を創って発表してもらったり。

他にも、課題を発表してもらったり。課題というのは、いろいろあります。
例えば、60歳以上だからこそ知っている「歌」を探してきてもらったり、相談事をされてその返事を綴った手紙か、ある指定した日の日記を書いてきて、読んでもらいました。

すると、空間に面白い空気が漂えば、講師の倉品からすぐに創作のオーダーが入ります!
「では、その歌に振りを付けてみちゃいましょう」
数十分後には短いダンスシーンが出来上がり、
「この手紙の朗読に合わせて、情景や状態を表現してみましょう」
何やらイメージシーンのようなものが現れます。
参加者の方は、倉品の要望に一切臆する様子がなく取り組んでいます。

その時その場所で集まったその方達だからこそ生まれる瞬間に出会いたい、と
私もわくわくしながら、皆さんとシーンを創っていきたいと思います。

中川佐織

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