稽古場日誌

燦燦と淡淡と研修生 研修生 2016/03/03

気持ち悪い

こんにちは。研修生の長井龍太です。
今回で最後の稽古場日誌になるかもしれないので、何故僕がこの山の手事情社という劇団の研修生になったのかを書いてみようと思います。

何故この劇団の研修生になろうと思ったか・・・
それは、この劇団の舞台を見て「気持ち悪い」と思ったからです。
その気持ち悪さとは、舞台上での身体の使い方であったり、台詞の言い回しだったり、ダンスに見えるけどダンスとは違う何かだったり、初めて見た僕の印象はとにかく「気持ち悪い」でした。

じゃあ何故、そんな気持ち悪いと思った場所で稽古をしようと思ったのか?
それは、
「気持ち悪い、だけどもっと見たい!」
という不思議な感覚を経験したからです。

一体この感覚は何なのか? もしかしたらこの劇団で稽古を積めばあの感覚を少しでも理解できるのではないか? もしかしたら自分も観客にそういった感覚を体験させることが出来るのではないか?
そんな期待を胸にこの劇団へ足を踏み入れました。
そして、ここでの稽古がどういう形で自分達の力になったのかを劇団山の手事情社修了公演『燦燦と淡淡と』という舞台で試していくわけです。
それぞれ色々な思いを抱えてこの劇団の研修生になったと思います。
その秘められた思いの爆発を劇場で是非体験してみてはいかがでしょうか?
研修生一同、劇場で皆様と会えるのを心よりお待ちしてます!

長井龍太

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2015年度研修プログラム修了公演「燦燦と淡淡と」
日程=2016年3月10日(木)〜13日(日)
会場=シアターノルン
詳細はこちらをご覧ください。

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