稽古場日誌
ここ最近。
肌の調子が良くない。
稽古場から帰ってお風呂に入って、寝るというよりほぼ気絶状態で、目覚ましの音にはっと気がつき、あれ・・・さっきまで外真っ暗だったのに明るくない？
そんな毎日。
そのくせちょっと何かあると目がギンギンに冴えて、眠いのになぜか頭がフル回転。
そんな中で考えるのは、
あー明日行きたくないなあ・・・稽古場つぶれてねえかなあ・・・あ、あれの別ネタの練習しなきゃ・・・
なんなんだ、どっちなんだ。
稽古場への道のりが茨の道かと思うほど痛い、足が重い、でも結局普通に着いてしまって。
おかしいなあ、もっとまったりまったり歩いて稽古に遅れて行ってやろうかなとか思ってるのになあ。
いいんです、どうせ思うだけしかできないんだから。
ちなみにこの間はメンヘラ少女の称号をいただきました、やったね！ どういうことだ！
通しのダメ出しでは、
「さっき気づいたんだけど、志織は真面目で臆病なんだね」
そりゃバレますよね。
私とんでもなく臆病なんです。
新しいことをするのが、作ったものを壊すのが怖くて仕方ないので、やったことをひたすら繰り返すだけ。
スタートラインに立ったことに甘んじてそれ以上しようとしない。
私は何がしたいんだ、何を、誰に、どう見てほしいんだ。
自分の保身のために演劇やってる訳じゃないはずなんだ、誰かに媚び売るためでもないはずなんだ。
私は飯塚志織という人物をまだ知らないのです、むしろ一番よくわからない。
誰だお前、私なら私の言うこと聞けよ！
色んなことが理解不能。
そう思いながら毎日芝居の世界と自分の世界と行ったり来たり、忙しい毎日です。
でもきっとこの「燦燦と淡淡と」が、毎日息がしづらいと思ってる誰かにとって、呼吸を思い出させてくれるものにできる気がするから、今日も稽古場に行ってきます。
飯塚志織
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2015年度研修プログラム修了公演「燦燦と淡淡と」
日程＝2016年3月10日（木）〜13日（日）
会場＝シアターノルン
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