稽古場日誌

研修生 研修生 2016/06/02

脊髄で生きる/菅原有紗

みなさんこんにちは。研修生2年目の菅原有紗です。
昨年度私は、常に小パニックを起こしていた不器用人間で、今年度こそは落ち着いて、周りをよく見て、「身体で考える」ということを丁寧にやっていきたいと思っています。

何かやろうとした時、「これをやって良いのか?」「こう言ったらダメかな?」と小心者な私はいつも二の足を踏んでしまいます。
そしてタイミングを逃して何も出来なくなります。
帰り道に一人で唸り声を上げるのも毎日のこと。
でも、顔合わせの時に浦さんに言われた、
「出来るか出来ないかじゃない。やるかやらないかだ。」
という言葉に背中を押されました。

とにかく飛び込んでみよう。
飛び込んで、身体で受けて、頭で止めずに脊髄から何かしら出す。
その為にはテンパって独りの狭い世界に入らずに、周りにアンテナを張らなければ。
と思うのだけどなかなか実践できないのです。
実践しようとしたら、歓迎会の時に早速高島から、
「ピエロが上手いですね。社交的な自分を出そうとしてるの丸わかりですよ」
と言われたり。
浦さんが七三分けにしてどうのこうの、と話されてた時に「(分ける髪が)ないですよ!」と言って言ったそばから青ざめたり。
出し方も意図してできるようになりたいものです。
トライアンドエラー。頑張ります。

今年度の仲間は、2年目が私の他2人と1年目の6人。
迷惑だけでなく、相手にも良い影響を与えられるように、自分から発信できるようになりたいです。
仲良くではなく、切磋琢磨できる仲間としてあるよう、自分にも相手にも厳しい視線を向けられるように。

今年度のメンバーはこんな感じです。
眼力と顔力がキテる狂気的おどおどお姉さん。
メガネを取ると睫毛が長い野生的美人なのび太くん。
働きすぎで倒れないか心配な筋肉テディベア。
台所に立たせるとグッとくる小学校の教育実習生。
流し目がミステリアスで胃に変なの飼ってそうなダンサー。
哲学的なのに血気盛んな色黒ヘビースモーカー。
小さいのにパワフルな安牌ポジションを脱したいおまんじゅう。
やっと首が据わってきた骨と皮だけのおじいちゃん。
やっかいな天然と言われても自覚がない面倒な奴。
と、以上9人を束ねるいつまでも少年の心を忘れないギラギラな目をした熱血おじさん。
修了公演を面白いものにする、という最終目的のため、このメンバーと共にもう1年頑張ります。
どうぞよろしくお願いします。

菅原有紗

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