稽古場日誌

その他 高島 領也 2017/06/25

アンダープレッシャー

この度、山の手事情社の劇団員となりました。高島領也です。
昨年は研修生でしたが、今年から劇団員として活動してゆきます。
私が山の手事情社を知ったのは大学生の時、先輩から面白い芝居を観たと紹介を受けたのがきっかけでした。

その後実際に山の手事情社の芝居を観て、強い感銘を受けた事を覚えています。
舞台に立つ俳優達はそれまで私の知るどの俳優よりもエネルギーを感じ、それまで観てきたどの舞台よりもその空間に圧倒されました。
「この人達と一緒に芝居が出来る程の俳優に成りたい」と考えるようになりました。

そして劇団員となった今、研修生の頃とはなにやら違うプレッシャーを感じ、戸惑い怖じ気づいてしまっている自分に情けなさを覚えております。
主宰の安田さんからの「怠けてんじゃないぞ」というプレッシャー、若手の先輩達からの「新人が甘えんなよ」というプレッシャー、俳優という仕事の奥深さ、圧倒的な力の差に足がすくんでしまう。

しかし、そんなことを気にする場合ではなく、自分がやるべき事を出来るようにするにはひたすら頭と身体を使う他に道は無いのです。
自分に鞭を打ち続ける事が、ある種、俳優の仕事であると研修生の時に教わりました。

怖じ気づいてどうする。やることは決まっている。それならやるしかないだろう、この馬鹿者!
そんなプレッシャーなんかはねのけてやる!

そう自分に言い聞かせます。

いつか皆様の前で立派に舞台に立つ姿を見せられるように、精進してゆくつもりです。
今後大いに活躍してゆく予定なので、高島領也にご期待下さい。

高島領也

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