稽古場日誌

うリアしまたろ王 谷 洋介 2018/10/05

遠回り

今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている! 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい!

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本日の稽古で、とある挿入シーンの創作が行われていた。リア家とグロスター家の一家の成り行きを抽象的に描くシーン。

最初は《ルパム》(演劇的なダンスのようなもの)で創作した振りをしながら、人と人がすれ違うというシンプルなシーンだったが、何か発展できないかとストーリー仕立てにしてみたり、見せ方を変えたりと試行錯誤したものの、結局シンプルなほうがいいと元に戻ってきた。
遠回りしているようなこのシーン作りだが、元に戻ってきたときにはシーンに意味やら深みがにじみ出ていると僕は感じた。

そして立ち稽古に入っているテキストシーンも、リアルな動きから劇団特有の演技スタイル《四畳半》にシフトしつつある。
これまでの公演では立ち稽古に入れば、すぐ《四畳半》で動いていたが、今回は少し遠回りしている。《四畳半》に少し深みが出てきたかもしれない、と感じる。
ぜひお楽しみに!

谷 洋介

劇団山の手事情社公演『うリアしまたろ王』

日程=2018年10月18日(木)~21日(日)
会場=東京芸術劇場 シアターウエスト
詳細は こちら をご覧ください。

うリアしまたろ王

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