稽古場日誌

仮名手本忠臣蔵 2018/09/16

『忠臣蔵』討ち入り瓦版 10 〜憤る女たち〜

台風、地震と被害続き。
今年の日本は、どうなっているのでしょう?
垣間見るニュース番組は痛々し過ぎ、悲劇は舞台で十分だと涙しています。

『忠臣蔵』の世界も、悲劇と憤りに溢れています。
そんな舞台に立ち向かう、女優お2人をご紹介します!

現代、「仇討ち」という言葉は、我々の生活にはピンと来ない事でしょう。
ちょっとテーマをライトにし「リベンジ」「仕返し」という言葉になると、皆様も思い当たる節があるのではないでしょうか?
そんなテーマで、コメントを頂きました。

まずはよっしーさんです!
色んな役を読んで頂きましたが、憎みきれない人隣が味を増し、素敵な悪役が天下一品(注:物凄く褒めてます)!
よっしーさんからのコメントはこちら。

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今、我等が目指すべきは12月15、16日の下丸子にての討ち入り。演出、インストラクター、先輩メンバーについていく。

これ迄求められていることに応えきれず、達成感を味わえなかった自分にリベンジ、仕返しするために…
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ストイック‼︎
自分を甘やかす事なく、仕返しまでしますか⁉︎
すごい。自分への憤りが見える……!
よっしーさん、この太い根性で、思いっ切りリベンジして下さい!

さて、お次はマッキーさん。
とりあえず、何も言わずにお読み下さい(笑)
マッキーさんの仕返しエピソードはこちら。

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え? 仕返しをしてやると思ったことですか?北海道でのんびり育った私にそんな事は……ありました。

前にいた劇団の親睦会で『一品持ち寄り』と言われ、ポテトサラダを作って持参しました。
演出家が大嫌いなポテトサラダ!

連日ダメ出しの嵐で、ちょっぴり仕返ししたかったんですよ。判官様なら刃傷沙汰ですよ?!
ポテトサラダなんてかわいいもんです。

演出家以外の人は美味しく食べてくれました♡
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なんで最初がインタビュー風なのか⁉︎
そして、なぜ若干ノリツッコミをしたのか(笑)!
仕返しの内容が、カワイイけど地味に怖いよ‼︎
最後の「♡」は、私の演出です♡
私が今、マッキーさんに言ってほしい言葉は、
「アハハ! もぉ〜、刺すよ♡」です。

同じテーマで、ニュアンスが全く異なるお2人のコメント。
こんな色とりどりな方々が集まっています。
本当に、彩り豊かな稽古場です!

この度は、マッキーさんの故郷である北海道の被災者の方々をはじめ、今年の災害で被災された多くの方々に、心よりお悔やみ申し上げます。
舞台演劇が、被災地の復興に直接繋がるのは難しいのかもしれません。
しかし、人の痛みや、絶望的な悲劇を演じ、少しでも多くの方の心を動かせる事が出来れば、「親切」が少しずつ深まるかもしれない。
そんな小さな希望を持ちながら、私達は大きく戦う所存です。

演出アシスタント・辻川ちかよ

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下丸子×演劇プロジェクト2018
区民参加劇『仮名手本忠臣蔵』
構成・演出=安田雅弘
原作=竹田出雲・三好松洛・並木千柳
日程=2018年12月15日(土)~16日(日)
会場=大田区民プラザ 大ホール
主催=公益財団法人大田区文化振興協会

『仮名手本忠臣蔵』チラシ(1)

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