稽古場日誌

仮名手本忠臣蔵 2018/10/02

『忠臣蔵』討ち入り瓦版 11 〜乙女と変態〜

いよいよ、「秋だ」と言い切って良い感じになってきましたね。
「乙女心と秋の空」と言いますが、天候が驚く程変わりますね。乙女心も、こんなにもコロコロ変わるのでしょうか?
うーん、変わっていた気がします……(遠い目)。

今回ご紹介しますのは、ぴかちゃんです!
前回に引き続き、「仕返し」エピソードを伺いました。乙女心にはトラウマになりそうな一件です。

ぴかちゃんからのコメントはこちら

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ぴかちゃんです。
今企画ではぴかぴかの一年生ですが、ランドセルを背負っていたのは遠い昔です。

若い頃、K市に住んでいました。
当時、痴漢が出るという噂の多い地域でした。

ある日、道を歩いていると何やら嫌な予感が!
ふと路地を見ると、中年のおじさんがコートを着て、中はスッポンポン。
一物をみせびらかしていました。
ギョッとして足早に通り過ぎる、私。

すると後ろから、中年のおばさん達の声が聞こえてきました。
「見せる程の物じゃないわよね〜!」
中年のおばさんって凄いな〜と感心し、いい気味だ! と思わず笑ってしまいました。
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中年おばさんの一蹴で、既にお仕置きされている(笑)。
「見せる程の物じゃない」なんて言われたら、いたたまれない……!

実は、私も痴漢変態地域に住んでた頃に、同じ様なおじさんがいました。
真昼間に、チャリンコに乗りながら、手で一物をベラベラとさせていました。嬉しそうに。
一瞬で目をそらしましたが、乙女だった私の脳裏に焼き付いています……。
「チャリベラ系」と名付けました。
山の手事情社の研修生時代、
「人は皆、少なからずの変態性を持っている。」
「変態性を暴露するんだ!」と言われ、
「どういう注文だ? 私もチャリベラ系だと言うのか⁇」と思いました。
しかし、叩き上げの稽古の中で、色々な自分を暴いて行く内に、
「なるほど、私は変態かもな。」
と思い至るのです。が、恐らくこの先、裸体を世間様に晒す日は無いかと思われます。
チャリベラ系ではない、変態です。

変態の方向性の違いですね。
私が何系なのか? というカミングアウトは、控えさせて頂きます!
女はいつまで経っても、乙女ですから。

演出アシスタント 辻川ちかよ

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下丸子×演劇プロジェクト2018
区民参加劇『仮名手本忠臣蔵』
構成・演出=安田雅弘
原作=竹田出雲・三好松洛・並木千柳
日程=2018年12月15日(土)~16日(日)
会場=大田区民プラザ 大ホール
主催=公益財団法人大田区文化振興協会

『仮名手本忠臣蔵』チラシ(1)

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