稽古場日誌

仮名手本忠臣蔵 2018/10/07

『忠臣蔵』討ち入り瓦版 12 〜日々、瑣末な事から〜

日々の瑣末な事に、憤り、意図しない内に舌打ちをしてしまった自分に反省します。
基本、自転車移動の私にとっての敵は、子供と犬。
彼等の動きはスリリングです。動きが読めん。

日々を生きる上で私達は、個々の状況を抱えながら、沢山の事に対して、「評価」をします。
大きな「評価」、小さな「評価」。それぞれの日々で抱えている中で、起こった事に対しての「評価」。

一般的には「リアクション」というのかも知れません。
日々の中でそのつど、「評価」をしている自分を知る事は、お芝居をする上でのヒントになります。

今回は、日常の中に潜む出来事を通して、2人の男性をご紹介します!

まずは、ハヤヲさん。宮崎さんなので、ハヤヲさん。
日本アニメ界の某巨匠ですね。
ハヤヲさんからのコメントはこちら。

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ATMに並んでいる時、前の人がメッチャ色々手続きしていて、中々終わらなくてイライラ!!
しかもそれで電車を乗り過ごした時、フツフツと怒りが湧いてきました!
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これは運悪く、私も遭遇します!
どこにぶつけて良いのか分からない憤り。
しかし、この手続きが多い方に、悪意は無いのです。
仕返しもはばかられる……!
結局、言いようの無い怒り。

続きまして、日々に潜む憤り。
あきふみさんです。
私も関西時代が長かったので、勝手に親近感を持っています(笑)。
あきふみさんからのコメントはこちら。

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あきふみです。大阪出身。
某コンピュータメーカーのSEをやっています。
関東に転勤になって早15年、全然関西弁が抜けません。
猫を飼っています。
そんな私が、最近日常で憤っている事を書きます。

朝夕の通勤電車 乗車編(乗車率100%超えてる時)
・スマホをいじっている奴。あかん!
 自分もいじりますが、混雑時はやりません。
・会社員のリュック、乗車時、背中にかけても、前にかけても幅は変わらへんわ!
手で持って足元におけや! あかん!

日常の瑣末な憤りを栄養に、
『忠臣蔵』では、どんな役であろうと全力投球でいきます!
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大阪の各駅にあるポスター、
「チカン、アカン!」という、ダジャレを起用した、キャッチコピーを思い出しました(笑)。

日常の瑣末な憤り、を感じている自分。
そんな自分を観察する事、芝居の糧にする事。再三言いますが、とても大事です。

その瑣末な憤りが、増幅し、年末公演に繋がる‼︎
その瞬間を、私は観たいのです。

演出アシスタント 辻川ちかよ

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下丸子×演劇プロジェクト2018
区民参加劇『仮名手本忠臣蔵』
構成・演出=安田雅弘
原作=竹田出雲・三好松洛・並木千柳
日程=2018年12月15日(土)~16日(日)
会場=大田区民プラザ 大ホール
主催=公益財団法人大田区文化振興協会

『仮名手本忠臣蔵』チラシ(1)

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