稽古場日誌

その他研修生 安部 みはる 2020/07/22

私はこうして山の手事情社に来たのです

人生何が起こるかわからない。
なぜ私が山の手事情社にいるのかというと、こんな経緯だ。

服飾の大学を卒業したばかりのころ、なんだか全くファッション業界に興味を持てず文具屋さんでアルバイトをしながら、声優を志していた。
声優の養成所というのは不思議なことに、レッスン内容はほとんど演劇だ。マイクの前に立ってアテレコをする練習なんて一度もしなかった。台本を渡され、全部覚えてこいと言われ、その日指名された役を一生懸命演じるのだ。

ある日、養成所の友人の彼氏が演劇のワークショプをやるからと誘われた。彼氏はどうやら第三舞台出身の俳優の元で修業した経験があるらしい。そこで初めてエチュードをやった。内容はほとんど覚えていないが、今考えると《山の手メソッド》に似ていた。全くうまくできず恥ずかしかった反面、ウケる快感を覚えてしまったようだ。

その後、演劇熱がメラメラと燃えだし、友人のツテを頼って何回か舞台に立った。しかし、次第に疑問が湧いてくる。私はちゃんと演技ができているのだろうか。高校や大学で演劇をやってたわけでもないし、しっかり勉強したこともなく、どう考えても出演している舞台そのものが面白くない(関係者の皆様すみません)と思う!

勉強するぞと思い立って出会ったのが山の手事情社の「俳優になるための年間ワークショップ」だった。
内容はいろんな方が書いているので省きます。
人生の中で一度くらいこんな時間があっていいと思う。
無我夢中で取り組むときは必要だ。
自分が今やっている演劇に疑問を持っている人はたくさんいるはず。別に山の手事情社が全て正解ではないけれど、今見ている限界という名の天井はあっという間に突き破られる。正解の基準そのものが変わるのだ。なぜなら徹底的にやるから。

今まで、外国籍、50代の方、会社でバリバリ働いている方も自分の生活に折り合いをつけて参加しているし、できている。
あなたの俳優人生の扉も、私と同じように不意に開いてしまうかもれない。
この先の人生を豊かにするために、半年間通ってみてください。

安部みはる

**********

劇団 山の手事情社 研修プログラム
「劇団員になるための集中ワークショップ」
参加者募集中!
詳細は こちら をご覧ください。

これまでの研修プログラム体験談は こちら

2020劇団員募集omote2020劇団員募集ura

稽古場日誌一覧へ