稽古場日誌

初めまして、2020年度研修生になりました有村友花(ありむらゆうか)です。

私が山の手事情社の研修プログラムを受けようと思ったきっかけは「一日体験入団」に参加したことでした。

私が社会人になった頃、何か趣味を見つけようと考えて頭を過ったのは、子供の頃母に連れて行ってもらった舞台でした。それからは、少しずつ演劇を観に行くようになりました。
舞台上で感情を爆発させて演じる役者さんを観ていると、とても眩しく感じました。
その頃、人と関わりの薄い業務をしていた私には、とても人間らしい人間に見えたのです。

私も人間になりたい! 演劇を体験したい。
そう思って、演劇ワークショップを探し、山の手事情社の「一日体験入団」にたどり着きました。

「一日体験入団」は、演技経験の無い私には驚く事ばかりでした。
特に、感情をポーズで表す《二拍子》という稽古では、自分がイメージした感情をポーズになかなか表せず、自分の身体なのに全く思うように使えていないことに驚きました。
他にも、感情の出し方、身体の使い方と難しいことばかりで落ち込みましたが、それと同時に、もし出来るようになったら私はどんな風に変われるのだろうと気持ちが高揚しました。
そして、もっとやってみたい! そう思い研修プログラムを受けさせて頂きました。

研修生になった今、毎回の稽古について行くので精一杯ですが、少しずつ出来る事が増えるよう努力していきたいと思っております。

また、今回は半年間と短い期間での研修ですが、同期達と発表会に向けて切磋琢磨していきますので、どうぞよろしくお願い致します。

有村友花

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