稽古場日誌

ニュージェネレーション 安田 雅弘 2023/02/10

ニュージェネレーション (準劇団員) 募集!

2023年度募集チラシ(表)ピンク 2023年度募集チラシ(裏)ピンク

実は 山の手事情社 はまもなく旗揚げから 40周年 なのだそうです。

なのだそうです、というのは、あまり実感がないんです。
え、もうそんなに経っちゃったんだ。というのが正直なところです。

当然のことかもしれませんが、その間劇団員は、いろいろと入れ替わっています。
旗揚げメンバーは私しか残っていません。

現在も俳優の 池田成志さん と、その後競馬雑誌の編集長やライター(広島カープについての著作もある)、そしてどうやら今はペットシッターをしている 松永郁子さん の3人で劇団をつくりました。
次の年に、現在『馬込文士村 空想演劇祭』でもお世話になっている 清水 宏さん 、その後TBSに入り、今映画監督をやっている 土井裕泰さん などが入ってきました。

当時は大学の演劇サークルだったこともあって、特に呼びかけなくても新しい人は入ってきました。
大学から出て、独立した劇団なってからは、劇団員オーディションをするようになりました。
オーディションをして、合格なら翌日から劇団員です。

ところがある年、合格者が最初の稽古の後で辞めるというできごとがありました。
理由はまちまちでしたが、そういう人が複数いて、

「たった一日のオーディションは、双方にとってよくないのでは?」

ということになりました。

「お見合い期間をもうけよう!」

ということで、 ニュージェネレーション (当時は 研修生 と呼んでいました)のメンバーには、劇団の稽古や活動の様子を、劇団の方では各メンバーの演劇をつくるうえでの力量と可能性を見ていく時間をとるようにしました。

最初は半年間。その後一年間になります。準劇団員です。
そして当初は、その期間の成果発表を、劇団内部だけで行なっていたのですが、

「これ、一般のお客さんに見せてもおもしろくね?」

ということから、年度末に ニュージェネレーション公演 を外部の劇場を借りて行なうことになりました。

昨年の2月に、 大森山王FOREST で上演した 『ほんのりレモン風味』 の映像があります。
ニュージェネレーション のメンバーの一年間の稽古の産物です。
インストラクターを担当した 川村 岳 と 名越未央 の解説入りで、一年間どんな トレーニング をするのかが、容易につかめるのではないかと思います。

あとですね、実際 ニュージェネレーション やってみてどう思ったか、やる前はどのように感じていて、今はどう考えているのか、といった 過去のメンバー の 体験談 も下記から読んでもらうことができます。

https://www.yamanote-j.org/journal_cat/kenshuusei_taikendan/

改めて目を通すと、みんなしっかりしていて、胸が熱くなります。
ご興味があれば、ぜひのぞいてみてください。

安田雅弘

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2023年度 ニュージェネレーション (準劇団員) 募集
詳細は こちら をご覧ください。

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