稽古場日誌

テンペスト 河合 達也 2014/12/12

自己紹介

こんにちは。演出部の河合達也です。
今年度より演出部に所属し、鋭意修業中でございます。

最近、どうにもこうにも捨てられないものがあります。
それは「自意識」というものです。
「自意識」とは何なのか。辞書で引くと、「自分自身についての意識。周囲と区別された自分についての意識。自己意識」と出ます。
そうなんです。
まさに辞書の通り。それが捨てられないんです。何か話そうとする瞬間に、この言葉は人を傷つけるのではないか、もっと的確に伝わる言葉があるんじゃないか、なんて考えだすものだから、人との会話が中々続かないし会議では流れについていけない。
それを直すために自分を捨てるという事を意識しているのですが、その意識も自意識の一部で、「自分を捨てる、自分を捨てる」なんて考えたって「いやどうやって捨てるんだ」なんて考えてしまうから、結局自意識に入り込んでしまう。自意識を捨てるなんて可能なのかとさえ思ってしまう。

でも最近になって気付いた事があります。それは、人と目を合わせて会話をしているときは、自意識に入りにくいということです。人と目を合わせて会話をする事もかなり苦手な事なんですが、確かに「見ている、見られている」という状況で考え込むのは難しいなと思い、自意識を捨てるいいきっかけというか、行為なんだなと思います。

という事で、現在26歳の僕が今必死になって取り組んでいる事は、人と目を合わせて会話をする事です。今更感が否めませんが、人と心を通わすために頑張っております。未熟すぎる程未熟な人間ですが、劇団の作品作りに一生懸命取り組んで参りますので、何卒、よろしくお見知り置き下さい。

河合達也

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