稽古場日誌
山の手事情社の稽古場は3階建てです。
1階が第一スタジオ、広い稽古場。
2階が第二スタジオ、第一よりは少し狭い稽古場。
そして3階はリラックスルーム、更衣室兼ご飯を食べたりするスペース。忙しい中みんなが少しでも寛げるように、お菓子などが置いてあったりします。
時間を少し遡りますが、「テンペスト」が千秋楽を迎えいよいよ「ダイバー」の稽古が始まるというある日、3階に「飴のコーナー」ができていました。
そしてこんなメッセージが。
思わず、うるうるっとしてしまいました。
他にも先輩方からの差し入れは続きます。
★みはるさんからのお菓子
★ちかよさんからのふりかけ
★真美さんからのハチミツレモン・・・etc.etc・・・
うぉー・・・!!!(感涙)
なんと愛に溢れる稽古場なのでしょうか。
思えば「テンペスト」のとき、お客様からの差し入れの多さとクオリティに度肝を抜かれました。たくさんの方々に愛されている劇団なのだなぁと、じんわりきたものです。
私たち研修生は、なんてシアワセなんだろう。
人が豊かさを感じるときは、こんなときだと思います。
打って変わって今回ダイバーでは「人の貧しさ」を描いています。
貧しさとはなんでしょう。
貧しさはどこからやってくるのでしょう。
貧しさはなにを生むのでしょう。
豊かな劇団だからこそ貧しさを描けるのだと、私は思います。
皆様に支えられてつくる、ダイバーの舞台。
その感謝の気持ちを込めて、私たちは皆様を、ボッコボコにして差し上げます。
お客様を悪夢のどん底に。
そして先輩方を焦燥の極地に。
グチャグチャのメチャクチャに。
皆様をぶっ殺して差し上げます。
お楽しみに。
と、気合いを入れて先日、はじめての通し稽古に挑みましたら、そのダメ出しにて・・・
佐織さん「玲奈は、全体的に目が恐いよ」
OH・・・・・・
気合いの方向性を完全に見誤っている・・・・・・
鹿沼玲奈