稽古場日誌

あたしのおうち 栗田 直輝 2019/02/07

自分が研修生の頃

4年前、1番最初の研修生稽古。
僕達の研修生担当だった斉木さんはここでは書けないようなとんでもない下ネタ話を楽しそうに話し始めた。

そこから僕達の出すネタは暴走(?)していった。
下ネタ大合戦が始まったのである。
何かとすぐ下ネタをもってくる、ある意味地獄。
同期はきっと家族よりも自分の趣味嗜好、性癖、黒歴史を知っているだろう、と思うくらい明け透けにネタを出していった。

研修生修了公演は、色々な要素を組み合わせて作る「構成演劇」というお芝居のスタイルを用いている。
その初めての通し稽古の前。
どの順番でどのネタをやる、というリストが配布されるのだが、それまで「一体どんなお下劣な作品になってしまうのだろう……」とヒヤヒヤしていた記憶がある。

今年度の研修生も赤裸々に自分の事を語ったのだろう。
誰にも語ったことのない秘密を話しただろう。

今年度の公演のタイトルは『あたしのおうち』
自分の身体という「おうち」の中に引きこもらせていた、誰にも見せたことのない「あたし」。
どんな「あたし」を見せてくれるのだろう。
とても楽しみである。

栗田直輝

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あたしのおうち

2018年度研修プログラム修了公演『あたしのおうち』
日程:2019年3月6日(水)~10日(日)
会場:大森山王FOREST
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2019年度研修プログラム「俳優になるための年間ワークショップ」
オーディション開催中
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年間ワークショップ参加者体験談
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