稽古場日誌
山の手事情社は毎年2回、それぞれ「サマースクール」と「ウィンタースクール」と銘打って、高校生や大学生に向けたワークショップを開催している。
毎年、学生の夏休みと冬休みの時期に開かれるこのワークショップは、参加者に3日間山の手事情社の稽古場に通ってもらい、あらゆる《山の手メソッド》のメニューを体験してもらう。
実は劇団員になる前の学生時代に、僕はこの「サマースクール」と「ウィンタースクール」に計3回参加した事があり、それを機に研修生になる事を決めた。
ワークショップに参加した理由は、一重に楽しいからという動機だった。集まってくる様々な大学からの腕自慢、《山の手メソッド》の多種多様なメニュー、プロの俳優が何もかも一から教えてくれる。それはもう、とにかく楽しい3日間×3回だった。この事が、僕が山の手事情社の研修生になろうという決定打だった。
山の手事情社の研修生になろうというきっかけは人によって様々。
山の手事情社の芝居が好きだから。
ワークショップに行ってみたら面白かったから。
専門学校で声をかけられた。
山の手事情社の劇団員から紹介を受けた。
何となくやってみたい。
稽古場が家から通えるところにあるから。
参加の目的も様々。
劇団員になりたいから。
修了公演に出演してみたいから。
しばらく演技をしていなくて、カンを取り戻したいから。
演技以外の表現の幅を広げるため。
ダラダラとした生活の転機として。
しかし、皆それぞれ何かしらの答えを探しにやってくる。
どんな理由でも構わない。
山の手事情社の半年間のワークショップに飛び込んでみて欲しい。
きっと求める答えの手がかりが、あなた自身の中にある事に気がつくだろうから。
高島領也
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「学生のための演劇サマースクール」2020年8月開催
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劇団 山の手事情社 研修プログラム
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