稽古場日誌

その他研修生 斉木 和洋 2020/07/27

『グラフィティ』という芝居を観た。

山の手事情社の『グラフィティ』という芝居を観た。
その公演を観て、この劇団に入ろうと思ったわたしですが、その舞台では、意味不明な言葉をほがらかに語る俳優のそばをやたらと動きにキレのある俳優がつきまといながら通りすぎる。極端に短いシーンが脈絡なく挿入される。本編とは無関係と思われるダンサーが突如あらわれる。そもそも何がいったい本編なのか? 時折甲高い声が鳴り響く。そして、ラストはブラジル体操……。
終演後、受付で台本を購入し、読み直してもみたが。
わけがわからなかったのだが、集団に入ってみたら、さらにわけのわからないことをやっていた……。

わからないことも面白い。
わからないことを楽しめる。

不要不急な存在として、演劇の先行きは、はなはだ心もとない昨今ですが、この劇団にくると少々わけがわからなくても立往生しない図太い精神が養えますよ。

たくましく生きていきましょう。

劇団の本公演『桜姫東文章』も延期になり、わたしたちと出会える接点が少なくなってしまって残念です。この文章を読んで、少しでも興味を持ってもらえたら幸いです。

斉木和洋

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