稽古場日誌
山の手事情社の研修生になると決まった時、私はとてもワクワクしていました。元々、幼い頃からダンス一筋だったので、別の形で板の上に立つという「寄り道」のような機会は私にとって貴重だったのです。きっと、大きな収穫が得られる...
ご存じのように、山の手事情社は今年35周年である。第一回目の研修生は、1996年というから、研修生というシステムを開始してから、23年が経過している。そのうち私が担当した研修生は、この1996年、2001年、そして2013年の3回だけだと...
自分が芝居をやっているルーツについて書いてください、という事で考えてみる。そして、書いたものを劇団員の方にチェックしてもらう。差し戻されてしまった。「具体的な事、高見個人の考えや視点に欠けている」と言われた。そうなの...
昨年末、大田区文化振興協会の主催で区民劇『仮名手本忠臣蔵』を上演しました。私、大久保は演出・安田のもと、演出助手を務めました。その約半年をかいつまんでリポートいたします。 6月、参加者の皆さんと顔合わせ。ほぼ全員と初対...
自分でない何かになるのが楽しかった。ただ漠然と些細なところから始まった。 劇団の研修生になって、色んな物事を軽く考えていた。だからだろうか、私は劇団の輪の外にいる感覚が何処かであった。 認識を改めないといけないと強く思...
山の手事情社との出会いは、19歳の時。当時通っていた専門学校にワークショップのチラシが張り出されていた。1日体験型で1000円という破格の安さに釣られて申し込んだ。 稽古場に行くと、物凄く痩せており贅肉など余計なものを一切感...
私が芝居をやるルーツの1つは、両親から受け継いだDNAにあると私は思っています。母は昔、人形劇団プークで俳優をしていました。父は昔、文章を書く仕事をしていました。表現することを好む両親の間に生まれた私が現在お芝居をしてい...
こんなにしんどいのに、私はなんで芝居をやっているんだろう。そのルーツを考えてみた。 思えば私の通う小学校では、毎年秋の終わりに学習発表会を行っていた。体育館にストーブを設置して、全学年で一日かけて劇をしていた。一学年三...
2018年度研修生を担当している越谷です。1年間稽古を重ねてきた研修生たちと、『あたしのおうち』にむけて日々格闘しています。 思えば、私が山の手事情社の研修生になった年は、公演回数がとても多かったので劇団員が創作にのぞむ様...
あたしのおうち 2019/01/21
山の手事情社では、毎年、プロの俳優を養成する研修プログラムを展開しています。今年で23年目をむかえました。この研修プログラムで一年間みっちり稽古をし、修了公演を経て、はじめて劇団員になる資格が得られます。 2018年度 研修...