稽古場日誌
4年前、1番最初の研修生稽古。僕達の研修生担当だった斉木さんはここでは書けないようなとんでもない下ネタ話を楽しそうに話し始めた。 そこから僕達の出すネタは暴走(?)していった。下ネタ大合戦が始まったのである。何かとすぐ下ネ...
中学生の頃、自分の将来は作曲家だと思っていた。でも、今、演劇をしている。実際は全く違っている。幼少から音楽をやっていても、大学を出ても、夢というのは叶わない時がある。24歳の時、一生をかけてやるんだ! と思っていた夢を...
アーティストとは、自分だけがおもしろいと思ったものを、より多くの人におもしろいと気づかせる人なのだと聞いたことがあります。言葉で言えば簡単だけど、それは恐ろしく難しいことです。つまらないことをおもしろいと言えば、その...
今から二十年前。私が劇団の研修生になった時の事。始めて劇団の稽古に参加した日の事をはっきりと覚えている。何故なら、あまりにもトレーニングがハードだったから。ランニング、柔軟、筋トレ、発声……と延々と続くメニューにもうヘ...
山の手事情社の研修生になると決まった時、私はとてもワクワクしていました。元々、幼い頃からダンス一筋だったので、別の形で板の上に立つという「寄り道」のような機会は私にとって貴重だったのです。きっと、大きな収穫が得られる...
ご存じのように、山の手事情社は今年35周年である。第一回目の研修生は、1996年というから、研修生というシステムを開始してから、23年が経過している。そのうち私が担当した研修生は、この1996年、2001年、そして2013年の3回だけだと...
自分が芝居をやっているルーツについて書いてください、という事で考えてみる。そして、書いたものを劇団員の方にチェックしてもらう。差し戻されてしまった。「具体的な事、高見個人の考えや視点に欠けている」と言われた。そうなの...
昨年末、大田区文化振興協会の主催で区民劇『仮名手本忠臣蔵』を上演しました。私、大久保は演出・安田のもと、演出助手を務めました。その約半年をかいつまんでリポートいたします。 6月、参加者の皆さんと顔合わせ。ほぼ全員と初対...
自分でない何かになるのが楽しかった。ただ漠然と些細なところから始まった。 劇団の研修生になって、色んな物事を軽く考えていた。だからだろうか、私は劇団の輪の外にいる感覚が何処かであった。 認識を改めないといけないと強く思...
山の手事情社との出会いは、19歳の時。当時通っていた専門学校にワークショップのチラシが張り出されていた。1日体験型で1000円という破格の安さに釣られて申し込んだ。 稽古場に行くと、物凄く痩せており贅肉など余計なものを一切感...