稽古場日誌
山の手事情社は創立40周年を迎え、41年目を走り始めました。挑戦の積み重ねが劇団力のアップにつながっているように思います。 挑戦①私が関わった周年公演は、2004年の20周年記念公演『Yamanote7481』が初めてです。この公演は事前に...
今取り組んでいる作品『夏の夜の夢』では、恋愛絡みの凄まじい妬みが渦巻いている。そこにちなんで、僕にとって嫉妬とは何かを考えてみた。 僕は色んな事に嫉妬をする。仕事で同僚が人に褒められている、友達の給料が上がった、知り合...
若手公演『夏の夜の夢』、スタッフ参加の演出部二人を紹介します! まずは河合達也さん。今回の若手公演では舞台監督を務めます。発表会などで照明を担当したり、自ら団体を立ち上げて演出作品を発表したりと、スタッフ周り、裏方のエ...
今回の『夏の夜の夢』をお知らせするにあたって、相関図などを載せた鑑賞の手引きを作りました。その中の「シェイクスピアって何がすごい!?」という記事を執筆するにあたり下調べをしました。その際、とても興味深い本に出会ったので...
舞台をおりるとシャイなタイプが多い男優陣のなかで、藍葉悠気は誰とでも話ができるし、とても社交的。大柄だけど物腰がやわらかくプーさんみたいな顔してうんうんと頷きながらひとの話を聞いている。どんなに場が煮詰まっても声を荒...
古来より日本人は、欠けたもの、不完全なもののなかに、美を見出してきたのだとか。 “中秋の名月”は一年を通して最も美しい月と言われますが、満月とは限りません。そして“お月見”は、空に浮かぶ月ではなく水面や盃に映った月を眺める...
「僕、変なこと言ってます?」はい、言ってますよ、あなた。 鍵山大和くんというのは、こういうひとです。日常の会話でも、芝居の創作時でも、独り言でも、どんな時でも彼の中の「今だ!」スイッチが押されると、急に言葉を紡ぎ出すマ...
シェイクスピアの作品には常々、強烈な「ルッキズム」を感じる。今回の作品も、特に女性の登場人物は「私はあの子より可愛くない」だの「あの子の美しさが私に移ればいい」だの、とにかく見た目についてうるさい。そのたびに私は「わ...
有村友花は、まだまだ初々しい後輩だ。村娘のような清楚な感じだけど、天然。友達が多そう。でも実はいない印象が。花に例えると……いや、花ではなく道端の雑草か。踏まれても意外とすぐ戻る。才女ではないが、清楚な感じとは裏腹な能...
みなさま、こんにちは! 演出部の鹿沼玲奈です。このたび劇団創立40周年記念として『アーカイブ上映会』をおこないます。過去の作品から現在の作品まで、幅広いラインナップを用意いたしました。改めて劇団員と作品を鑑賞し、作品の...