稽古場日誌

燦燦と淡淡と研修生 研修生 2016/01/31

わたしはばけもの

演劇なんてやってると、よく「化ける」なんて言葉を聞く。「俳優のお前が、役に化けるんだよ」てな具合に、例えば《ものまね》の稽古のときなんかに。 アー、ヤダヤダ、演技の話はムズカシイ。ヤダネー。 ちょこっと話を変えて、わた...

ワークショップ 武藤 知佳 2016/01/27

シニア女性のための俳優講座 リポート1

大田区池上の稽古場でも、「シニア女性のための俳優講座」がはじまりました。定員を上回る応募者の中から、抽選で選抜された60歳以上の女性、15名。 お茶を片手に車座になってのスタート。まずは、自己紹介からです。お名前と呼び名と...

燦燦と淡淡と研修生 斉木 和洋 2016/01/20

「燦燦と淡淡と」

こんにちは。山の手事情社俳優部の斉木です。 研修プログラム修了公演「燦燦と淡淡と」の演出を担当します。 山の手事情社の研修生は、1年かけてさまざまな課題に挑んできました。 自分たちの身の回りにいる特徴的な人物を、ひとりで...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 河合 達也 2015/12/03

広い空のような闇のお芝居

演出部の河合です。 「タイタス・アンドロニカス」現在鋭意稽古中です。この作品は闇に満ちた作品です。闇に満ち、それでいて見晴らしの良い作品です。犯し犯され、騙し騙され、殺し殺される、普段日常では光の当てられることのないド...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 佐藤 拓之 2015/12/01

演劇地獄

山の手事情社演劇地獄。佐藤 拓之は今、この地獄という名の天国にいる。いや涅槃なのか・・・稽古。稽古。稽古。稽古が楽しい。やばい楽しい。《四畳半》という山の手事情社のルール。制約があるからこその自由。不自由な身体の44歳が...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 2015/11/16

「タイタス・アンドロニカス」「女殺油地獄」閉幕しました。

10年ぶりの吉祥寺シアターでの公演、二本立て「タイタス・アンドロニカス」「女殺油地獄」は好評裏に終了いたしました。連日多くのお客様にご来場いただき、劇団員一同感謝申し上げます。 「タイタス・アンドロニカス」は12月5日・6日...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 中川 佐織 2015/11/14

いよいよ始まりました!!

「女殺油地獄」始まりました。お客様に観ていただく前までは、「これは絶対面白い作品になってるぞ!!」と、鼻息を荒くしていました。が、いざ本番になると、不安に苛まれます。観客は怖い。やっぱり観ないで… いや、でも私は観てほ...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 岩淵 吉能 2015/11/12

悲しいから泣くのか 泣くから悲しいのか

ある人からそう質問された。答えるのに困惑していると、彼女が最近読んだ本について熱く話してくれた。 その本によると、「悲しいから泣くのではなく、泣くから悲しいのだ」という考えを唱えている学説があるというのだ。人の感情が生...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 安田 雅弘 2015/11/11

「女殺油地獄」について

12日木曜日から「女殺油地獄」が始まります。3年前にルーマニアで製作しましたが、今回は全くコンセプトを変えました。油屋の不良息子が、近所の別の油屋の奥さんを借金苦の中、衝動的に殺してしまう話です。歌舞伎や文楽だと、不良息...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 斉木 和洋 2015/11/10

やっちゃってしまった

「女殺油地獄」は、油屋の放蕩息子が借金に困って、同じ油屋を営んでいる近所の奥さんを、金の無心をしたあげくに刃物で殺してしまうというお話なのだが、ニュースを見ていると、似たような事件が繰り返し報道されている。 当たり前だ...