稽古場日誌

ワークショップ 中川 佐織 2015/09/27

夏休み小学生「エンゲキ教室」

大田区の各小学校では、夏休み期間中、教室を貸し出し、様々な講座を開設する企画があります。そこに通う子供たちを対象に(一部親子で参加可能な)、授業では体験できない様々な講座が開設され、講師は、地域の方、保護者、先生方がつ...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 水寄 真弓 2015/09/26

少女真弓ちゃんの悲劇

「私と悲劇」をテーマとした稽古場日誌を書け。 劇団からそのような御布令が出た。難しい。悲劇とはなんぞや? と、改めてウィキペディアで確認する。 『悲劇とは、古代ギリシアに成立し、ルネサンス以降のヨーロッパにおいて継承・...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 浦 弘毅 2015/09/25

私と悲劇

私は山の手事情社の作品に喜劇は似合わないと常に思っている。過去の作品で喜劇を扱った記憶がない。仮に喜劇的な戯曲であっても、作品がハッピーエンドで終わったことはないと記憶している。 これだけを聞けば、お客さまも俳優も陰鬱...

研修生 研修生 2015/09/25

死んでも死にきれない

初めまして我らがエチューダー斉木さんの今年の研修生紹介で4番目に「チェリー」で紹介されていた2015年度研修生の長井龍太です。 本題に入る前に言っておきたい事があります。それは稽古場での僕の扱いなのですが、所謂チェリーネタ...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 倉品 淳子 2015/09/24

与兵衛はなぜ、殺人をするのか?

みなさんご存じのとおり、「女殺油地獄」っていうのは簡単にいうと、お金欲しさに幼馴染を殺しちゃうっていう犯罪者の話です。 300年前に書かれたこの作品は現代の殺人鬼となんらかの共通性はあるのでしょうか? 加害者が男性であるこ...

研修生 研修生 2015/09/23

やっとなれたぜ研修生

初めまして。栗田直輝です。 学生時代、当時シビウ国際演劇祭にて上演された『道成寺』の通し稽古を見学させていただいて「何だこの芝居は…!」と衝撃と興味をもち、過去公演の『タイタス・アンドロニカス』のDVDをみて山の手に魅了さ...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 髙坂 祥平 2015/09/22

江戸時代を支えた「油」

近松門左衛門の書いた「女殺油地獄」。 この作品は、その名の通り、油まみれで殺人事件が起こるという物語です。大阪のとある油屋の不良息子、与兵衛は、借金返済の責め苦から逃れるため、同業者で向かい店の油屋を営む、お吉を殺して...

研修生 研修生 2015/09/21

全てが稽古

今回研修生となりました、田中 零大(レオ)です、よろしくお願いします。唯一の学生として勉学と稽古にその他色々奮闘中です。 さて、稽古が始まって約4ヶ月。実に時間が過ぎるのが早い。稽古が始まった当初は、まだ1カ月、と思ってい...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 佐々木 啓 2015/09/20

江戸時代の金銭感覚豆知識

著作権者:World Imaging、ライセンス:CC by-sa World Imaging、<https://ja.wikipedia.org/wiki/小判>   江戸時代の物価や金銭感覚は現代に比べてとても複雑でした。まず、現在ならお金の単位は円だけですが江戸時代はお金の...

タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 小笠原くみこ 2015/09/18

近松門左衛門が書いた作品のこと

シェイクスピア作品には、「悲劇」「喜劇」「史劇」「問題劇」「ロマンス劇」とジャンル分けされるように、近松作品にも区分があります。書いた本人が区分したわけではなく、後世の研究者によって分けられているので、人によって分け...