稽古場日誌

浦 弘毅

僕らはみんな逃げている 浦 弘毅 2024/02/20

毎日が逃げ

私の人生は毎日が逃げである。人によって色々な逃げ方があると思うのだが私の人生では下記のようなものだ。・幼稚園の時、とてもわんぱくで柵を乗り越えて園から逃げ出していた。・小学校の時、授業が嫌で友達と江戸川に遊びに逃亡し...

かもめ ルーマニアツアー 浦 弘毅 2023/06/23

日々精進

久しぶりに山の手事情社の演技スタイル《四畳半》に取り組んでいます。 約5年ぶりの海外公演。ルーマニアは、2009年から数えて5回目になります。 思えば結構ルーマニアに行っているのだなと思います。はじめて行った2009年では、シェ...

ほんのりレモン風味 浦 弘毅 2022/02/18

私にとってのレモンの時代

レモンと言うとさわやかな酸味のある、青春時代しか思い浮かばない。この歳になるとレモンと言うより香木のような毎日だ。 私のレモン時代は強いて言うなら高校時代かもしれない。この時の夢は「プロ野球選手」。プロ野球の世界に行く...

池上show劇場【DELUXE】 浦 弘毅 2021/09/03

初めての一人舞台

今回の公演は一人で数十分舞台に立つことになりました。原作:中島 敦『名人伝』。小学校の時夏休みの課題図書で感想文を書いた。どんな感想かもう覚えていないが、当時この本を読んでとてもかっこよく、憧れを抱いたことは記憶してい...

その他 浦 弘毅 2020/12/23

何故わたしは演劇をやるのか。

=========新型コロナウイルスの出現によって、世の中から演劇をやる意義が問われております。そんな中、今年も研修生が集まってくれました。その中には、それぞれに様々な理由や決断があったことでしょう。そこで、今回の劇...

その他研修生 浦 弘毅 2020/07/16

老舗

山の手事情社研修プログラムは1995年から始まりました。もう25年! ずいぶん長いものだ。1995年当初は研修期間は一年間ではなく半年間だった。短いように感じるかもしれないがとても内容の濃い稽古だった。その証拠に、いまや大ベテ...

オドラデク 浦 弘毅 2020/03/30

変化

私が演劇を始めて気づいたことは、猪突猛進の速度が異常なくらい早いことかもしれない。そして何より玉砕のスピードも秒殺だ。芝居の内容によるが、稽古が始まると体重は10キロくらいは平気で落ちる。(ほとんど食べなくなる)公演中...

methods&過妄女 浦 弘毅 2019/06/07

恋愛の仕方

いきなりこんな題名で、「寒っ!」て思われるかもしれない。40年以上生きてきた私の恋愛の仕方をこの場で書きたいわけではない。 むしろ私は恋愛の仕方を知らないと恥ずかしながら告白をしたいのである。 40年以上この性格で生きてき...

あたしのおうち 浦 弘毅 2019/02/27

私の俳優のルーツ

山の手事情社の研修生になったのは1996年、21歳の時でした。それまでは銀座のビアハウス、BARでバーテンダーのアルバイトをしながらフラフラ生きていました。当時の私は、サラリーマンになりたくない、やりたいことがない、だが素敵な...

うリアしまたろ王 浦 弘毅 2018/09/15

『うリアしまたろ王』の稽古がスタートしました

今回稽古場日誌は「稽古場ではこんな事が行われている! 」をテーマにレポート形式でお送りします。創作作業が行われている現場の様子をお楽しみ下さい! ****** 今日の稽古は《ルパム》(俳優が踊る、いわばダンスみたいなもの)...