稽古場日誌
テンペスト(2018年) 鹿沼 玲奈 2018/06/04
今回印象深かったのは、ルクセンブルクでの出来事です。 ある朝、チビの私・ノッポの浦 弘毅氏・ポッチャリなエッシュ劇場の大道具係のおじさん、なんとも凸凹なトリオは、『テンペスト』の大道具の棺桶を作っていました。現地の工場...
テンペスト(2018年) 鹿沼 玲奈 2018/03/30
桜の季節になりましたね。私は今年は、いつ桜が咲き始めたのか、全く知りませんでした。毎日稽古をしていて、気づいたら咲いていたんです。なんだか冬に取り残されてしまったようで、寂しかったです。 そんな私に「稽古場の近所の、お...
現在、研修プログラム修了公演『ぺとりこおる』に向けて絶賛稽古中です。公演のテーマは「熱中したこと」「忘れていたこと」です。どんな作品になるのか、ご期待下さい。 ********** 山の手事情社の男優陣はノッポが多い。ある日稽古...
私は以前、地方巡業を行う劇団に所属していた経験があり、「土地の力」というものはあると思っています。人間は土からは離れられなく、土からは命の源となる気運が発せられています。気運というとスピリチュアルなやばい匂いがします...
「大久保美智子主導の稽古」には私の劇団員生活の半分を費やしている。 山の手事情社には研修生制度というものがある。1人ないし2人の劇団員が1年間、研修生を指導し(エチューダー、という言い方をする)、その研修生の中から新劇...
ニュージェネレーション(体験談)研修生 鹿沼 玲奈 2017/04/08
私はもともとミュージカルの劇団に所属していました。ミュージカルの俳優になることを夢見て地方から上京してきたので、その願いが叶い、プロとしてお金をもらう日常を送れることに幸せを感じていましたし、誰でも叶えられるわけでは...
Anniversary 鹿沼 玲奈 2017/03/12
何かが「よきようになる」日が、一般的には記念日と言われるのではないでしょうか。生まれる、出来る、変わる、感謝をする。いろいろありますが。しかし、山の手事情社の研修生として1年過ごした彼らは、いま、青白い顔でこう言うの...
オイディプス@Tokyo 鹿沼 玲奈 2017/02/18
(この公演がおわったらやりたいこと) ①おしゃれなカフェでお茶したい ②博物館をゆっくり周りたい ③本をじっくり読み明かしたい ④カロリーを気にせずたらふく喰いたい ⑤ひたすらイチャイチャしたい…! いつも考えます、この時...
オイディプス@Tokyo 鹿沼 玲奈 2016/12/10
作中「父を殺し、母と交わり子をなす」とオイディプスが授けられる神託は、ただの神話なのだろうか。現代の私たちも実は依然として強固な神託に縛られているのではないか。劇団員が自分にとっての神託を語ります。*******************...
あれからもう1年も経ったのかと、研修生たちの横顔を見つつ書いています。1年前の自分の「取り組み方」と重ね合わせたりしながら。 私自身の話になってしまいますが、私は「猪突猛進型」といいますか、「ひとつのことに夢中になると周...