稽古場日誌
武藤 知佳 2015/06/01
今年度より、山の手事情社劇団員となりました、武藤知佳と申します。どうぞよろしくお願い致します。 研修生公演を終え、クールダウン稽古、年度を締めくくる修了会。思い出の数々に浸る間も無く、即稽古!! ということで、入団早々...
劇団が実施するものとしてはおそらく初となる《座学》だけのワークショップ。始まる前、そして始まってからも暗中模索でした。ようやく慣れて来たころ終わる、という世の習い通り、ペースがつかめてきたところで、最終回を迎えました...
ワークショップ 2015/04/20
第3回は「身体や声のこと」と題して、俳優の訓練方法の紹介やなぜそのような訓練が必要なのかをお話ししました。呼吸法の体験や滑舌表を用いた発声練習、歩行など、実際の訓練方法を皆さんで挑戦。また一つ演劇の楽しみ方が増えたので...
かれこれ2ヶ月前、ワークショップ初日の顔合わせ、演出家の倉品淳子から「『私達の』道成寺を見つけられたらと思っています」とあったが、参加者の方々のほとんどが「道成寺」の内容と自分達がどうリンクするか、あまりピンときていな...
「シェイクスピアの魅力」と題して、現在世界中でもっとも売れっ子の劇作家、シェイクスピアの面白さを紹介しました。 今回は演劇オタクとしてではなく、一人の演出家として、シェイクスピア作品にどう取り組むのかという話をさせてい...
全10回、2か月以上かけてやってきたワークショップが終わりました。「道成寺」というモチーフは、山の手事情社でも、えずこシアター(私が毎年演出している宮城県の住民劇団)でも扱ってきましたが、本当に全然違うアプローチの作品に...
演劇の知識と言っても、大概のことならネットで調べれば出てきます。本当に知りたいことは、「一体何を見ればいいのか」そして「舞台の何を見ればいいのか」だと思う。 というわけで、劇団主宰者でもなく、演出家でもなく、学校の先生...
わたしたち研修生のボスである大久保美智子さんはピュアで厳しい。人間のこころと、芸術のために涙している鬼を同居させている。この人の口から溢れる言葉はこころにささる。 山の手事情社という劇団は、人間ってこんなことができてし...
これからはじまる舞台は君たちの人生において、とても大事な一瞬となることだろう。もがき苦しんだ1年間。《山の手メソッド》を体感して、自分自身の何たるかを身にしみて感じたことだろう。希望、絶望、熱気、期待、傷心、快感、情熱...
小津安二郎の「生まれてはみたけれど」という、子供の目線で自分たちには偉そうなことを説教するが会社の上司の前では太鼓持ちのようなおべっかを使う父親を描いた苦々しい真実の映画。髪の毛フサフサしていた頃私はこれに反発した。...