稽古場日誌
『傾城反魂香』の冒頭、主人公のひとり遠山(みや)は遊女として登場する。夢のお告げ通り現れた絵師・狩野元信に恋をするが、なぜ恋に落ちるのか、そもそも彼女の背景がイマイチ、ピンとこないため共感しづらい。そこで今回は知って...
ニュージェネレーション(体験談)研修生 松永 明子 2017/03/16
山の手事情社の年間ワークショッププログラムは懐が広い。自分がどれだけやれるのか、自分がどれだけ変貌できるのか、それを試すために努力する者にはとても優しい。 自分が研修生だった頃のことを思い返すと、特に修了公演間近の時期...
Anniversary 松永 明子 2017/03/11
今回の修了公演のタイトルは『Anniversary 』という事ですが、文字通り彼らはいま記念日を迎えるために頑張っています。 山の手事情社の修了公演というのは、ただの公演じゃないんです。「俳優になるための年間ワークショップ」の修了...
オイディプス@Tokyo 松永 明子 2017/02/20
稽古場が寒い。尋常じゃなく寒い。昨年の今ごろ、修了公演の準備期間もそうだったので、知っていたけれど、やはり今年も寒かった。稽古前に走って身体を温めるけれど、稽古中、自分が出てないシーンを床に座って見ていると次第に冷え...
オイディプス@Tokyo 松永 明子 2017/01/07
作中「父を殺し、母と交わり子をなす」とオイディプスが授けられる神託は、ただの神話なのだろうか。現代の私たちも実は依然として強固な神託に縛られているのではないか。劇団員が自分にとっての神託を語ります。****************...