稽古場日誌

その他 松永 明子 2020/12/25

わたし達は生きている

=========新型コロナウイルスの出現によって、世の中から演劇をやる意義が問われております。そんな中、今年も研修生が集まってくれました。その中には、それぞれに様々な理由や決断があったことでしょう。そこで、今回の劇...

その他研修生 松永 明子 2020/08/25

わたしの好奇心

良くも悪くも自分の人生は、好奇心によって彩られてきた。山の手事情社の研修生になることを決めた時だってそうだ。 なんだこりゃあ! と、たまげたのは「一日体験入団」でのこと。「ボクは自在に鳥肌を立てることができます」その日...

methods&過妄女 松永 明子 2019/06/22

集団芸のススメ

《インヂアンジョー》(※)稽古の反省会でのこと。劇団員たちにゲスト出演者の清水宏さんがアドバイスをくださった。 「今の集中は違うと思います。それは一生懸命やっています、という説明のための集中です。」 「僕が指示した以上の...

あたしのおうち 松永 明子 2019/02/20

エッチで贅沢

子どもの頃、短い時間をロンドンで過ごした。当時わたし達家族が住んでいた同じ敷地内に、もうひとつ別の日本人の家族が住んでいた。その家族にも同じ年頃の女の子がいて、彼女とよくリカちゃん人形で遊んだ。 親同士も交流があり、日...

うリアしまたろ王 松永 明子 2018/10/20

嬉し恥ずかし衣装合わせ

俳優って衣装合わせが好きなものだと思う。 衣装はとても大事なものだ。キャラクターを批評、あるいは構成する要素のひとつであり、時には役作りを助けてくれる。俳優の相棒なのだ。その相棒との対面が衣装合わせだ。 衣装合わせの日...

テンペスト(2018年) 松永 明子 2018/07/23

ヨーロッパツアー浴室事情

入浴の喜びが分かるようになりました。湯船につかることで身体の緊張がとけ、ようやく一日を終えられます。最近になって、これを有り難く感じるようになりました。 ところが、ヨーロッパのホテルにはバスタブがない場合がある、といい...

テンペスト(2018年) 松永 明子 2018/03/17

野心の嵐

ルーマニア、ルクセンブルクでの公演にあたって、それぞれの歴史を調べることになった。そのなかでわかったこと。それは、ヨーロッパの歴史は侵略と略奪の歴史だということ。 ルーマニアの国名がまさにそれを示している。もともとあの...

ぺとりこおる 松永 明子 2018/02/08

待ってて

現在、研修プログラム修了公演『ぺとりこおる』に向けて絶賛稽古中です。公演のテーマは「熱中したこと」「忘れていたこと」です。どんな作品になるのか、ご期待下さい。 ********** それは突然やってきた。 2017年の師走はとても忙し...

傾城反魂香 松永 明子 2017/09/12

遊女の世界 入門編 その2

遊女たちが借金返済のために連日連夜、心身ともに大きなプレッシャーのもと生きていたことは前回述べた。非常にしんどい日々だ。 そうなると、遊女たちの一番の憧れは玉の輿=身請け(みうけ)だ。馴染みの客に自分の借金ごと身柄を買...

傾城反魂香 松永 明子 2017/09/11

遊女の世界 入門編 その1

『傾城反魂香』の冒頭、主人公のひとり遠山(みや)は遊女として登場する。夢のお告げ通り現れた絵師・狩野元信に恋をするが、なぜ恋に落ちるのか、そもそも彼女の背景がイマイチ、ピンとこないため共感しづらい。そこで今回は知って...