稽古場日誌

デカメロン・デッラ・コロナ 松永 明子渡辺可奈子 2023/02/28

わたしが好きな池上の風景/松永明子&渡辺可奈子のおすすめ

劇団員にアンケートをとったところ、多数の意見が出た【池上本門寺】!第一弾は松永明子と渡辺可奈子がご紹介! ********** 本門寺本堂の大きな屋根の下に座って、境内や池上の街を眺めるのが好きだ。コロナ禍が始まった頃、毎日自分...

馬込文士村 空想演劇祭 松永 明子 2023/02/06

『おたふく』のこと

山口笑美さん演じるおしずの妹、おたかを演じました。いま振り返ってみると、共演させていただいた先輩方、そして演出の安田さんと濃い創作時間を過ごしたことが思い出されます。 劇中、姉の不貞を疑う義兄に驚き、おたかが涙を流す場...

こくごのじかん 名越 未央松永 明子鍵山 大和長谷川 尚美 2022/08/11

『注文の多い料理店』稽古場より(8/13更新)

『注文の多い料理店』で紳士を演じる長谷川尚美さん、鍵山大和くん。お揃いの青いTシャツでパシャリ。 新人の鍵山くんはよく稽古する。座組みでは誰よりも早く稽古場に来ている。 明るく、ほどほどにおバカさんで(誉めてます)、かと思...

ほんのりレモン風味 松永 明子 2022/02/17

革命はレモンの香り?

中学、高校と演劇部でした。当時の演劇部は人数も少ない弱小文化部。大会に出場するようなこともなく活躍の場が多くはありませんでした。そんな我々が最も力を入れるのは年に一度の文化祭です。よく覚えているのは高校2年生の文化祭の...

池上show劇場【PREMIUM】 松永 明子 2021/10/22

せめて、人間らしく?

美しい姫と、美しい青年の、美しい恋物語――それが『天守物語』への印象だった。あまりにも美しいと言われすぎて、実はこの作品を敬遠していた。この作品を形づくる感性に素直に寄り添えないでいたのだ。 そこで視点を変え、いじわるに...

その他 松永 明子 2020/12/25

わたし達は生きている

=========新型コロナウイルスの出現によって、世の中から演劇をやる意義が問われております。そんな中、今年も研修生が集まってくれました。その中には、それぞれに様々な理由や決断があったことでしょう。そこで、今回の劇...

その他研修生 松永 明子 2020/08/25

わたしの好奇心

良くも悪くも自分の人生は、好奇心によって彩られてきた。山の手事情社の研修生になることを決めた時だってそうだ。 なんだこりゃあ! と、たまげたのは「一日体験入団」でのこと。「ボクは自在に鳥肌を立てることができます」その日...

methods&過妄女 松永 明子 2019/06/22

集団芸のススメ

《インヂアンジョー》(※)稽古の反省会でのこと。劇団員たちにゲスト出演者の清水宏さんがアドバイスをくださった。 「今の集中は違うと思います。それは一生懸命やっています、という説明のための集中です。」 「僕が指示した以上の...

あたしのおうち 松永 明子 2019/02/20

エッチで贅沢

子どもの頃、短い時間をロンドンで過ごした。当時わたし達家族が住んでいた同じ敷地内に、もうひとつ別の日本人の家族が住んでいた。その家族にも同じ年頃の女の子がいて、彼女とよくリカちゃん人形で遊んだ。 親同士も交流があり、日...

うリアしまたろ王 松永 明子 2018/10/20

嬉し恥ずかし衣装合わせ

俳優って衣装合わせが好きなものだと思う。 衣装はとても大事なものだ。キャラクターを批評、あるいは構成する要素のひとつであり、時には役作りを助けてくれる。俳優の相棒なのだ。その相棒との対面が衣装合わせだ。 衣装合わせの日...