稽古場日誌
こんなに素敵で懐かしい興奮を起こさせる場所が日本にあったのか。もっともっと多くの人にこの場所を知ってもらいたい。客演で滞在していた鳥の劇場は、そんな風に思わせてくれる場所でした。砂丘と梨とゲゲゲの鬼太郎くらいしか思い...
《四畳半》のことについて何か書くことになりました。俳優が自分のやっている《四畳半》について書くのはちょっと野暮かとは思うのですが、それも承知で書かせていただきます。稽古場日誌に載せるには少々長いと思いますが。 《四畳半...
稽古場日誌を書こうにもまだ一度も稽古を覗いてないので、出演する若いメンバーにちょっと聞いてみました。 オレ 「玲奈、稽古調子どう?」玲奈 「え、ムフフフ(笑)」オレ 「うん? 何?」玲奈 「いやあ、エヘヘへ(笑)」オレ 「何な...
Anniversary 山本 芳郎 2017/03/21
零大、ちゃんと飯食ってる? 草食系でも構わないけど、あんまり青白い顔していると女の子にモテないよ。 たまには焼肉でも食いに行って脂っこいものいっぱい取ってギラギラしてみたらどうだろう。 零大の顔はよーく見ると、部分のパー...
オイディプス@Tokyo 山本 芳郎 2017/01/18
作中「父を殺し、母と交わり子をなす」とオイディプスが授けられる神託は、ただの神話なのだろうか。現代の私たちも実は依然として強固な神託に縛られているのではないか。劇団員が自分にとっての神託を語ります。*******************...
今年の研修生公演のチラシを見ている。 いつになく意味不明。表も裏もなにやら気持ち悪い爬虫類の写真。全然燦燦とも淡淡ともしてないじゃないか!一体どういうことだ? 謎は深まる・・・。 うん? そうか!この爬虫類たちは謎の象徴...
タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 山本 芳郎 2015/11/01
演劇は世の中に対し何の役にも立たない。 どんなに残虐な行為や争いを描いた作品を作って社会に訴えても、いま世界中で起きている残虐な事件、テロや戦争をやめさせることは出来ない。 本気で社会を変えたり貢献しようとするなら、政...
タイタス・アンドロニカス/女殺油地獄 山本 芳郎 2015/10/03
日常生活にも悲劇的な出来事はある。 女性専用車に間違って乗ってしまったときに味わう感覚はちょっとした悲劇だ。 気がついたとき電車がホームに止まっていればすぐに降りられるけど、電車が走りだしていたら次の駅に到着するまでじ...
毎年いろんなメンバーが集まっては巣立っていく。年齢もキャラも実力もさまざまで、その年度ごとのカラーが出ていて面白い。今年の修了公演はどんな芝居になるだろう。 たまたま集まったメンバーが一年間、今まで経験したことのないく...
そもそも「テンペスト」という芝居はなにやらモチーフのようなものがあるだけで、筋立てはそれほどドラマティックでもない。筋を追ってもなんだかよくわからない話なのだ。その話を今回さらに読み替えて一般的な印象とは違う「テンペ...