稽古場日誌
私の周りには矛盾がぐるぐるです。 前に出るのは苦手で、舞台に出るのは好きなはずで。大人になりたいけど、子供でいたくて。人嫌いで人好きで。 稽古中によく言われること。 頭で考えろ!考え過ぎるな!身体で考えろ!外ばかりやるな...
わたしは発声の稽古が好きで、理由は2つある。 ひとつ、稽古を始めた当初は致命的に音が取れなかったのを、具体的に対策を練って音が取れるようになったから。困難と思われた課題を努力によって解決したという、いわゆる成功体験を得...
小学校3年生の頃、保健室に行くことがマイブームでした。保健室のことを考えると・・・頭が痛いような気がしてくるんです、お腹が痛いような気がしてくるんです。 「嘘をついてはいけません」 度々、保健室を訪れていた私に担任の先生が...
今年の研修生修了公演は『ダイバー』である。 明確なストーリーはない。たぶん心躍らせる波乱万丈なドラマもない。おそらく謎めいた仕掛けが巧妙に張り巡らされ、ラストには思ってもいないどんでん返し。そんなこじゃれたものはきっと...
「ヴォイツェク」って一体、何でしょう? ドイツのゲオルク・ビュヒナーによって書かれた未完の戯曲です。1800年代の初め頃に書かれたようです。 ビュヒナーが若くして亡くなったため原稿は放置。後に研究者が発見したものの、シーン...
修了公演で扱う戯曲「ヴォイツェク」には不思議な魅力がある。 場面配列も定まっていない”未完成”な状態でありながら、読者を混乱させる深くて強いエネルギーを持っている。19世紀前半に原作者ビューヒナーは二十歳そこそこで(僕とほ...
脂ぎってるけど、水臭い男、小貫泰明です。へその緒を切ってはや半世紀が経ちました。ちょっとと言うかダイブおかしいけど研修生です。つい先日、山の手事情社の公演『テンペスト』が終演しました。ご来場いただいたお客様、ありがと...
初めまして。山の手事情社研修生の本登ななみです。 本登→ほんと と読みます。よく「ほんのぼり」と間違えられます。 エイプリルフールが嫌いです。「ホントにホント?」とかよくおじさま方に言われます。ニッコリと返事をしながら「...
2014年度研修生、唯一2年選手の武藤知佳です。昨年に引き続き、山の手事情社研修生の日々です。 去年はやることなすこと新鮮で、いちいち戸惑いながら、目の前の事でいっぱい、いっぱい。2年目は少しは落ちついて取り組めますでしょ...
こんにちは。松永明子です。名は明るい子、と書いて「めいこ」と読みます。子どもの頃はあまり好きではなかったけれど、いまはこの名前が好きです。今年度の研修生として山の手事情社にお世話になっています。どうぞよろしくお見知り...