稽古場日誌
「ヴォイツェク」って一体、何でしょう? ドイツのゲオルク・ビュヒナーによって書かれた未完の戯曲です。1800年代の初め頃に書かれたようです。 ビュヒナーが若くして亡くなったため原稿は放置。後に研究者が発見したものの、シーン...
修了公演で扱う戯曲「ヴォイツェク」には不思議な魅力がある。 場面配列も定まっていない”未完成”な状態でありながら、読者を混乱させる深くて強いエネルギーを持っている。19世紀前半に原作者ビューヒナーは二十歳そこそこで(僕とほ...
脂ぎってるけど、水臭い男、小貫泰明です。へその緒を切ってはや半世紀が経ちました。ちょっとと言うかダイブおかしいけど研修生です。つい先日、山の手事情社の公演『テンペスト』が終演しました。ご来場いただいたお客様、ありがと...
初めまして。山の手事情社研修生の本登ななみです。 本登→ほんと と読みます。よく「ほんのぼり」と間違えられます。 エイプリルフールが嫌いです。「ホントにホント?」とかよくおじさま方に言われます。ニッコリと返事をしながら「...
2014年度研修生、唯一2年選手の武藤知佳です。昨年に引き続き、山の手事情社研修生の日々です。 去年はやることなすこと新鮮で、いちいち戸惑いながら、目の前の事でいっぱい、いっぱい。2年目は少しは落ちついて取り組めますでしょ...
こんにちは。松永明子です。名は明るい子、と書いて「めいこ」と読みます。子どもの頃はあまり好きではなかったけれど、いまはこの名前が好きです。今年度の研修生として山の手事情社にお世話になっています。どうぞよろしくお見知り...
初めまして山の手事情社2014年度研修生の穂坂拓杜です。現在、山の手事情社では「テンペスト」が上演中です。水面下では3月中旬の研修生修了公演にむけて稽古が進んでいます。 ちょうど一年前の冬、山の手事情社の体験WSで、俳優のデ...
現実は楽しいことばかりではない。むしろ、つらく、苦しいことばかりだ。それを人間は、創造することで解決してきた。文明というものだ。しかし新しい文明は、また新たな苦痛を僕らに与えることになる。そんなことの繰り返し。 現実は...
そもそも「テンペスト」という芝居はなにやらモチーフのようなものがあるだけで、筋立てはそれほどドラマティックでもない。筋を追ってもなんだかよくわからない話なのだ。その話を今回さらに読み替えて一般的な印象とは違う「テンペ...
酔っぱらいの喧嘩、救急車が近所に止まった、火事、交通事故、殺人事件、電車の人身事故、災害現場、テロリストの犯行現場、テロリストが攻撃を受けている所、不審船とにらみ会う海上保安庁、戦時中の生々しい映像・・・etcetc。 好ん...