稽古場日誌
葵上 ニュージェネレーション 2026/02/22
今回の稽古見学で印象的だったのは、俳優からの提案力、そして対応力の高さである。 冒頭のシーンを初めて見学した際、川村さんから「現代語でスタンダップコメディのようにやってみたらどうか」という提案があった。演出の小笠原くみ...
「もののあはれ」という言葉をご存知だろうか。「源氏物語」の作中で度々使われる言葉なのだが、この意味の説明が難しい。 物語の中で光源氏は、妻や恋人の死に直面した時に、叶わぬ恋と思い知った時に、秋の虫の鳴き声を聞いた時、荒...
世の中には、いろんな肩書きがある。 教師です。医者です。画家です。社長です。歌手です。旦那です。妻です。子供を授かればその日から、父です。母です。 誰しも何者かであり、そうだと名乗るのではないだろうか。ちなみに私は、劇...
如月九日月曜日小劇場B一に劇場の下見いとこぢんまりとしまらうと席と舞台近し丗分ほどまらうと席や楽屋見定め劇場を後にし稽古場に向かふ一昨日の雪の後外の空気冷え指先冷たし半ばの商店にうまからむ花椰菜と小型赤茄子を買ひき小型...
葵上 ニュージェネレーション 2026/02/16
今回の稽古では主に3つのシーンの稽古が行われていた。その中で宮﨑さんと明子さんとのシーンが印象的だった。私が見学を始めて間もなく、演出の小笠原くみこさんは宮﨑さんに対して「宮﨑は【見てから分かる】という芝居になりがち...
この冬、編みものにハマりました。 きっかけはネットで友人に勧められたこと。池上のお隣、蒲田に手芸専門店ユザワヤがあることもあり、のめり込むのは簡単でした。毎週末ユザワヤに通い、お正月のセールも今年は毛糸を見に行きました...
「源氏物語」の舞台である平安時代は、科学や医学が発展していなかったため、天災や病気など不吉な出来事は怨霊、鬼、生霊の祟りだとされていました。その他にも、夢占いと言って、その日たまたま見た夢が大きな意味をもったり、個人...
これはまだ私が高校三年生の頃のお話。 受験を控えた私は予備校に通っていました。その帰り道、駅のホームで電車が来るのをボーっと待っていると、海外の方に流暢な英語で電車の乗り方を教えてあげている男子高校生がいました。「あん...
葵上 ニュージェネレーション 2026/02/09
『葵上』の稽古場を見学した。 最初に見たのは《ぐっとくる仕草》(異性の仕草でぐっとくるものを提案して実践してもらうエチュード)をベースにしたシーンの”実験”だった。シーン自体がまだ未完成で、役者たちが考えたネ...
「源氏物語」を読み進めていくうち、“恥”という語がやたらと登場することに気がついた。 恥づかし、もの恥ぢ、そら恥づかし—— 光源氏も、身分の高い女性も低い女性も、帝も、まだ幼い子どもまでも、様々な場面でそれらの語を発してい...