稽古場日誌
「どう死にたいか」最近、そんなことをよく考える。老衰で死ぬか、友人を庇って死ぬか、愛する人の胸の中で死ぬか……。生まれ方はどうしても選べないが、死に方は選べる可能性が高い。人生の幕引きをどう飾るかということに思いを馳せ...
ニュージェネレーション(体験談)研修生 藍葉 悠気 2025/01/25
ニュージェネレーションが始まって約三か月経った頃、《ものボケ》という稽古が行われたことがあった。《ものボケ》とはその名の通り、稽古場にある日用品や小道具など、なんでもいいので自由に使って、とにかく面白いことをやってく...
先日、某ネットショッピングサイトのギフトカード(10,000円分)をいただいたので、せっかくなら自分では買わないけど、何かとあったら便利なモノを買おうと思った。吟味した結果、インパクトドライバー(電動工具の一種)を購入する...
私が小学4年生の頃の話です。当時の私は男女関係なく誰とでも仲良くできる性格の子供でした。それは私にとって自然なことでしたが、どうやら周囲では性差というものが意識され始める時期だったようです。ある日の「学活」と呼ばれ...
2004年『夏の夜の夢』青山円形劇場 2005年『銀河鉄道の夜』利賀芸術公園内スタジオ/東京芸術劇場 小ホール1 20年前の2004年は20周年記念公演を行っていました。青山円形劇場で『夏の夜の夢』『オイディプス@Tokyo』『jamゴールドブ...
『マクベス』の稽古を通じて、「王になる」ということ、「王の役割を担う」ということ、「王で居続ける」ということについて考えさせられます。 シェイクスピアの描くマクベスは、魔女の予言に煽られ、王になるという野心を燃え上がら...
あっという間に2025年が明けてしまいました。疲労困憊の年始を送る、安部です。昨年11月から『オセロー』の稽古をスタートし、話し合いを重ねながら少しずつ組み立てていっています。『オセロー』は言わずと知れたシェイクスピア四大...
劇団に入団する前のことですが、祖母が亡くなりました。わたしは幼い頃からその人が苦手で、上手く甘えられた記憶がありません。だからという訳ではないのですが、祖母が亡くなる前に病院へ見舞ったことがなく、危篤ですと連絡を受け...
人として生まれてきたからには、一度は裏切ってみたい。それも、人生を左右する大きな局面でだよ。大どんでん返しとして仲間や恩師や家族を純粋な悪意でもって裏切りたいね。わずかでも憐れみを抱いたりしてはいけないよ。温情を見せ...
私は最近、ある“技”を手に入れた。それは、もう一人の自分を隣に召喚する、というものである。どんなときに使うのかというと、誰に相談しても解決できない問題があるときや、物事の判断が困難なときだ。その、もう一人の自分は、実体...